『君と読む場所』 三川みり
中学生の有季くんは、職場体験に図書館を選びました。隣のクラスの麻友さんも一緒に実習へ行くことになっていますが、彼女とは会ったことがないので、ちょっと不安です。
そして、有季くんのちょっと変わった友人である七曲さん。彼は本を余りに愛する余り、家のあらゆる場所に本が積まれていて、足の踏み場もないほどになっています。そのとんでもない量の本の中から、少しずつ持って帰れと言われて有季くんは困っています。
出会うまでは全く接点がなかったのに、読書を通じて仲良くなれた有季くんと麻友さん。まだ恋というには早いけど、何となく好意を持っているという感じが中学生っぽくてかわいいです。
本が好きすぎてすっかり困ったちゃんになってしまっている七曲さん。「本ばっかり読んでいると馬鹿になる」って言葉が七曲さんにはピッタリですね。
それにしても、本を愛する人って、どこかしら変わった人が多いのかしら?
この本で紹介されていた「空白を満たしなさい」と「さがしもの」を是非読んでみようと思います。
1524冊目(今年62冊目)
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