『離島の本屋』 朴順梨
北は礼文島から南は与那国島、誰もが知る小笠原諸島から、地元民だけが知る家島まで、22の島で「本屋」に明かりをともす人たち
日本には6000以上の島があり、そのうちの約4000の島では人が暮らし、人口5000人以上の島には大抵、「本屋」がある(と、取材を通した実感でそう思っている)。(旅のはじめに より)
フリーペーパー「LOVE書店!」に連載されている「離島の本屋」をまとめて、この本が出来上がっています。
書店だけで営業している店は少なくて、新聞店や駄菓子屋、文房具屋と一緒になっている店が多いのですね。図書館のような機能を持っているお店もあって、島から帰るときに乗るフェリー内で読む本を借りたら、到着したところ(竹芝桟橋など)で本を返せばよいシステムになっていたり、本を読んで欲しいという気持ちが伝わるエピソードが沢山登場します。
実際に取材してから、この本を出版するまでに何年か経っており、本に掲載してよいかどうかの確認の電話をすると、相変わらず元気に営業しているところもあれば、辞めてしまった店もあり。お店はあっても、当時お話をした方が亡くなっていたりというところに、ちょっと悲しさもありました。
離島でお店を運営していくのはさぞかし大変でしょうけど、利用する側にとって、自分が住む家のそばに書店があるというのは素晴らしいことです。そして、どの書店の方もステキな人ばかりなのです!
みなさん、これからも書店を続けていってくださいね!
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