『趣味で腹いっぱい』 山崎ナオコーラ
「働かざるもの食うべからず」という言葉を信じて育ち、銀行員として真面目に働く小太郎さん。結婚して主婦となってから趣味に生きると決めた鞠子さん。そして夫を亡くしてからちょっと落ち込んでいたけれど、少しずつマイペースを取り戻した鞠子の母のアンナさん。
生まれてこの方働くことこそ大事なのであるということに捕らわれていて、真面目に働くことこそ自分の使命と考えていた小太郎さんですが、鞠子さんが趣味に生きるようになって、その自由な考え方に戸惑ったり、感心したりするのです。
趣味に関しても、親との関係にしても、自分と全く違う考え方をする鞠子さんのことを、何してるんだろう?と思いもするけれど、自分が愛する人のことを大事にしなければならないという思いもあり、かなり悩んでしまうのです。
働くことを第一に考えて生きてきて、それ以外をないがしろにしたばかりに、老後寂しい人生になってしまう人がたくさんいる今、鞠子さんのような自由な考え方を知るのって大事だと思うのです。そんなことできないよって思う人が多いのかもしれないけど、ちょっと立ち止まって考えて欲しいなぁ。趣味を中心に生きるって決して難しいことじゃないと思うんだけどなぁ!
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