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『最強の働き方』 佐藤優

最強の働き方

佐藤優(さとう まさる)

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20代、30代の前半くらいまでに、何か見返りを求めずに他の人から、助けてもらった、応援してもらったっていう、経験を持っている人。そういう人は、自分の受けた経験を他の人に返すことができる。そういう経験があんまりない人は、なかなか他人に対しても、してあげることができない。(本文より)

 若いうちに誰かに助けてもらったり、応援してもらったりするという経験がある人は、それを誰かに返すことができる。こういう良い循環っていいことです。自分が若い頃にお世話になった恩を、その人に返すのではなく、自分が成長して、新しい誰かのお世話をする。つまり「ペイ・フォワード」ができるって素晴らしいことです。

受けるより、与える方が幸いなんだ。

 逆に言えば、若いうちにいろいろな経験をしていなくて、他人との良い関わり合いがなかった人は、誰かのためになろうとする気持ちが持てないということになります。勉強だけしてればいいよなんて思ってちゃアブナイ、アブナイ!

格差が大きく、貧困層の多い社会は病んだ社会であり、病んだ社会では犯罪が増加し、豊かな人も含めて健康状態が悪化し、死亡率が上昇するのである。

 とかく豊かな人は貧しい人のことを無視しがちですけど、社会全体として考えた時、それはとても危険なことなのです。同じ時代、同じ社会に暮らす人間は、常に全体の幸せを求めなければいけないんだよって思いを持ち続けていないと、社会は崩壊していくのでしょうね。

 自分が元気だからいいってだけじゃ世の中は良くなっていきません。健康を損なっている人、社会的立場が弱い人、お金がない人、自分の本当のことを言えない人、いろんな人がいるんだってことを理解すること、尊重することが必要なのです。

 自分ができることで誰かを助け、自分ができないことは誰かに助けてもらう。そういう相互扶助がスムーズにできる社会は、みんなの意識の持ち方できっと作っていくことができるのだと思います。

#最強の働き方 #NetGalleyJP

1594冊目(今年132冊目)

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