『大奥 第14巻』 よしながふみ
家定は将軍でありながら家族に恵まれない人でした。父も母も権力と自己愛に固執する人たちで、そのためには我が子の自由も命も奪おうとするばかり。やっと心を許せたのが阿部伊勢守正弘と龍山だったのです。
夫となる人のことも信じることができず、なかなか開くことができなかった家定の心を少しずつ開けた篤姫は、本当に頭がよく、かつ心の優しい人だったのですね。
伊勢守正弘に馬に乗る家定の姿を見せることができたのは、本当に素晴らしいことでした。これで彼女は心安らかに去っていくことができたのでしょう。
いよいよ井伊直弼が政治のトップとなり、日本の開国の日が近づいてきました。
家定の子は無事産まれてくるのでしょうか?
1622冊目(今年160冊目)
« 『大奥 第13巻』 よしながふみ | トップページ | 『あしたの、のぞみ』 森下えみこ »
「コミックス」カテゴリの記事
- 『リアル16』 井上雄彦 24-277-3303(2024.09.28)
- 『ヒストリエ 7』 岩明均 24-270-3296 (2024.09.21)
- 『ヒストリエ 6』 岩明均 24-268-3294(2024.09.19)
- 『ヒストリエ 5』 岩明均 24-265-3291(2024.09.16)
「日本の作家 やらわ行」カテゴリの記事
- 『葉っぱ切り絵いきものずかん』 リト@葉っぱ切り絵 24-219-3245 (2024.08.02)
- 『検事の信義』 柚月裕子 24-197(2024.07.11)
- 『編み物ざむらい 2』 横山起也 24-191(2024.07.05)
- 『どこにもない編み物研究室』 横山起也 24-185(2024.06.29)
コメント