『熱視線』ミッツ・マングローブ
週刊朝日に連載されていたアイドル論をまとめた本です。アイドルって時代によって随分変わってきました。昔は若者だけが対象であった「アイドル」が、歳と共に客層を広げ「ママドル」になった辺りまでは成り行きって感じでしたけど、今どきのアイドルは40代になっても50代になっても「歳を取らない」というか、「あんな歳でも、昔とおんなじ」という共同幻想を作り上げているところが凄いんだなと思います。
ミッツさんは、いろんなアイドルが「キャー」とか「可愛い」と言われるのは何故かというところを掘り下げていきます。そういうキャラを演じているのか、天然なのか、いずれにしてもアイドルとして大勢の人たちから評価を受け、支持され続けるのは大変なことです。
アイドルにはあまり興味がないわたしですが、そういう見方もあるのかと勉強させていただきました。
羽生結弦くんとか、菅田将暉くんを評価しているのは、ある程度想像の範囲でしたが、気象予報士の斉田季実治さんの話題が出るとは、さすがミッツさん、目の付け所が違います!
1638冊目(今年176冊目)
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