『読みたいことを、書けばいい。』 田中泰延
つまらない人間とは「自分の内面を語る人」
事象とは、常に人間の外部にあるものであり、心象を語るためには事実の強度が不可欠なのだ。(本文より)
一緒に食事をしていて、誰から聞かれたわけでもないのに「わたしブロッコリーが嫌いなの」なんていう人が嫌いだという文章に、思わず「その通り!」と膝を叩いてしまいました。そうなのよ、別にそれを食べろって強制されているわけでもないのに、勝手に主張する言葉なんか聞きたくないんです。逆に「ブロッコリーが大好きなの」という話だったら、まぁ聞いてもいいけど、話が長かったらヤダなぁ(笑)
自分が興味を持っていることについて書いているはずなのに、どうも上っ面だけだなぁって出来になってしまうのは、所詮誰かの意見の引き写しだったり、単なる感想だったりするからなのですね。興味あることを、ただそれだけにしておくのではなく、文献を調べたり、本物を見に行ったりして、その上で自分の心がどう動いたのかを書く。それこそが、自分が読みたいことなのではないかしら?
自分が心から感動したこと、ふと気づいて考察したこと、それをつづった文章にだったら共感してくれる人もいるのかもしれない。
自分が何に興味を持っているのか?自分は何をしたいのか?それすらも突き詰められない状態で「人から面白いと思われる文章を書く」ってのは不可能です。
自分が一番分からない自分というものを突き詰めていくには、必死に自分と向き合うしかないというのが回答なんですね。
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