『野食ハンターの七転八倒日記』 茸本朗
茸本さんは、いろいろなものを採集して食べるのが趣味なのですが、普通の人の考えるような範囲ではないのです。土手に生えている野草から昆虫、野生動物、深海魚まで、そんなものどうやって食べるんですか?というようなものであっても、それなりに工夫しておいしく頂いてしまう方なのです。
とはいっても、普通市場に出てこないようなものですから、それなりにリスクの高いものもかなりあります。分かりやすいところで言えば「毒キノコ」ですが、これはかなり慣れた人でも間違えることが多いそうですから、素人には手を出しにくいもののようです。
魚では、おいしいけれど確実にお腹を壊すものとか、特殊な調理をしないと食べられないものとか、とにかく大きいものとか、様々なものが登場するのですが、茸本さんはお腹を壊すという部分も含めて楽しんでいるのが凄いと思います。
見たことないから、食べたことがないから、食べてみたい!という情熱が溢れているのです。
わたし自身は野草や銀杏を採取するくらいはたまにやってますけど、世の中にそういう趣味の人ってどのくらいいるのでしょうね?散歩のついでに食糧確保なんて楽しみを持つ人が増えてきたら、それもまた楽しだと思うんですけど、いかがかしら?
#野食ハンターの七転八倒日記 #NetGalleyJP
1655冊目(今年193冊目)
« 『ラブという薬』 いとうせいこう 星野概念 | トップページ | 『七十歳死亡法案、可決』 垣谷美雨 »
「日本の作家 た行」カテゴリの記事
- 『山の学校 キツネのとしょいいん』 葦原かも、高橋和枝 24-329-3355(2024.11.19)
- 『「不適切」ってなんだっけ』 高橋源一郎 24-199(2024.07.13)
- 『マンガ「山奥ニート」やってます。』 棚園正一、石井あらた 24-182(2024.06.26)
- 『きのうの影踏み』 辻村深月 24-176(2024.06.20)
- 『いつか月夜』 寺地はるな 24-225-3251(2024.08.08)
「NetGalleyJP」カテゴリの記事
- 『朝読みのライスおばさん』 長江優子 みずうちさとみ 24-336-3362(2024.11.26)
- 『がいとうのひっこし』 山田彩央里 、山田和明 24-318-3344(2024.11.08)
- 『さよならの向う側 ’90s』 清水晴木 24-330-3356(2024.11.20)
- 『人魚が逃げた』 青山美智子 24-324-3350(2024.11.14)
コメント