『中年女子、ひとりで移住してみました』 鈴木みき
田舎へ移住したいなぁって漠然と思っている人は、かなり大勢いるんじゃないかしら?でも、分からない事が多過ぎて最初の一歩を踏み出せずにいる人も多いのでしょうね。著者は移住するために職まで変えて、いろいろと準備したんです。そして実際に移住してみて気が付いたことをこの本にしています。
かなり具体的で分かりやすいなぁって思います。たとえば田舎特有の問題。家が広すぎて冬は寒いとか、隣近所の人が親切なのはいいけれど、噂が広まるのが異常に速いとか、実際に体験してみないと分からないことが色々と紹介されています。
一番素晴らしいアドバイスだなと思ったのは、永久に移住するのではなく、数年移住してみるというスタンスもありじゃないですか?という提案です。親の介護とか、自分が年を取ってしまうとかを考えると、元気なうちの数年、どこか好きな所に移住してみるっていうのは、ホントに現実的な話だと思うのです。
移住生活するあいだ、どう稼ぐのか?稼がないのか?買い物はどうするのか?たまには都会に戻って気晴らしするのもアリだとか、こういうことって、なかなか気づけないよねってことが、いろいろと紹介されています。
移住ってどんなことなのかなって知ることは、自分にとって最低限必要なのは何かということを考えることでもあります。
元気のあるうちに、知らない土地に住んでみるっていうのも貴重な体験かもねって思いました。
#中年女子ひとりで移住してみました #NetGalleyJP
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