『女子の古本屋』 岡崎武志
わたしにとって古本屋さんっていうと、やっぱり神保町なのよね。どの店にも得意ジャンルがあって、何だか良く分からないけど惹きつけられてしまう。古本屋さんっていうと、オジサンがやっている店というイメージが強いんだけど、この本で取り上げ得られているのは女性がやっている古本屋さん。女性がやっているからこその品揃えであったり、本だけにこだわらない品揃えだったりするのです。
この本で紹介されているのは、本が好きで好きで本屋さんになった人もいれば、全く違う職業から本屋さんになった人もいて、それぞれに面白い歴史があります。でも、一つだけ共通点があって、みんなお金儲けをしたくて本屋をやってるわけじゃないんです。だから、本屋さんだけでは食べていけなくてアルバイトをしていたり、できるだけ経費をかけないように努力していたりしているんです。
いろいろな苦労はあっても、本が好きだからねぇという心意気で古本屋さんをやっている人たちが、こんなにも大勢いるのって奇跡かもしれません。
1686冊目(今年224冊目)
« 『if サヨナラが言えない理由』 垣谷美雨 | トップページ | 『行動力のコツ』 植西聰 »
「本・書店・読書・出版社」カテゴリの記事
- 『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』 三宅香帆 24-366-3392(2024.12.26)
- 『復興の書店』 稲泉連 24-326-3352(2024.11.16)
- 『まっ直ぐに本を売る』 石橋毅史 24-290-3316(2024.10.11)
- 『瓦礫から本を生む』 土方正志 24-294-3320(2024.10.15)
- 『小さな出版社のつづけ方』 永江朗 24-284-3310(2024.10.05)
「日本の作家 あ行」カテゴリの記事
- 『地獄へ行こか青江へ行こうか』 青江忠一 25-17-3413(2025.01.20)
- 『ヒストリエ11』 岩明均 25-9-3405(2025.01.11)
- 『世界は経営でできている』 岩尾俊兵 25-6-3402(2025.01.07)
- 『崑ちゃん・鎌田式老化のスピードを緩める最強の習慣!』 鎌田實×大村崑 25-4-3400(2025.01.05)
- 『新書へのとびら 第1部 現代新書はいかにして現代新書になったのか』 魚住昭 24-347-3373(2024.12.07)
コメント