『クリスマスとよばれた男の子』 マット・ヘイグ
クリスマスとよばれた男の子
A boy called Christmas
マット・ヘイグ 文
Matt Haig
クリス・モルド 絵
Cris Mould
杉本詠美(すぎもと えみ) 訳
NetGalleyJP
英国
ニコラスくんの家はとても貧しくて1部屋しかありませんでした。でもお父さんと2人で仲良く暮らしていたのです。ある日、お父さんは知らない男の人たちとお金を稼ぐために「北」の方へ行くというのです。2~3か月で帰るからと言われたのですが、いくら待っても帰って来ません。お父さんが留守の間、ニコラスくんの世話をするためにやってきたカルロッタおばさんはとても意地悪な人で、ニコラスくんはこのままではダメだと思い、家出をして北への旅に出たのです。
わずか11歳の少年がノルウェーの寒い大地を1人で旅するなんて、普通だったらとてもできないことです。仲良しのネズミを胸のポケットに入れて、さらに旅の途中で大きなトナカイとも友達になり、エルフの村にたどり着いたのです。
正しいこと、正しくないこと。良い人、悪い人。自分はどうやって生きていけばいいのか?についてニコラスくんは様々なことを学びます。
自分には無理だと思ったら何もできない。まずは「自分はできる」と信じることの魔法をニコラスくんが信じたからこそ、彼はみんなから愛される人になったのです。
クリスマスにピッタリなこのお話。新しいサンタ・クロース伝説になるのかも?
#クリスマスとよばれた男の子 #NetGalleyJP
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