『母さんは料理がへたすぎる』 白石睦月
山田家は高校生の龍一朗くん、幼稚園児の3つ後の妹たち、そして母さんの5人家族。主夫をしていた父さんが数年前に交通事故で亡くなったのです。母さんは仕事が忙しいということもありますけど、余りにも料理が下手なので洗濯や掃除をちょっとするだけ。買い物や料理、家計を預かるのは龍一朗くんの仕事になったんです。
この本は、個性的な3人の妹たち、母さん、龍一朗くん、それぞれが主人公となる物語で構成されています。それぞれの立場から見た家族って、不思議なくらい違っているんですね。父さんが亡くなってから子供たちはそれぞれにしっかりと成長してきたのに、意外とそのままなのは母さんです。そのしっかりしてなさが、かえっていいのかな?と思えてくる家族です。
学校の友達や、お隣さん、亡くなった父さんのお姉さん、みんな少しずつ山田家のことを気にしていてくれて、その優しさがほど良くていいなぁって感じです。みんな一人じゃないんだよね。困ったときはお互い様だし、楽しい時はみんなで楽しさを共有すればいいし。そんな幸せ間に包まれた作品でした。
龍一朗くんは高校卒業したら、どんな方向へ進むのかしら?母さんと動物園の人は友達以上になるのかしら?そんなことが気になるので続編希望です!
#母さんは料理がへたすぎる #NetGalleyJP
1700冊目(今年5冊目)
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