『店長がバカすぎて』 早見和真
谷原さんは武蔵野書店吉祥寺本店の契約社員です。正社員ではないけれど、正社員より熱意を持っているかもしれません。給料は安いし、休みは少ないし、ボーイフレンドを作る暇もないし、おまけに店長が使えない(-_-;) ナイナイ尽くしだけど、本が好きだからこの仕事を続けてます。
書店員さんは、とにかくたいへんですよね。毎日取次店から送られてくる本を出したり、返品したり、変なお客様の相手もしなければならないし。それでも上司がちゃんとしてれば、まだいいんですけど、店長のムダに長い朝礼何とかならないでしょうか。
てな感じで、ボヤきっぱなし、愚痴のオンパレードの谷原さんです。心の支えは先輩社員の小柳さん。彼女がいるから、こんな毎日でもなんとか仕事を続けてきました。
谷原さん、正義感は強いけど、どうもホンネを出せない人なんだなぁ。それを言っちゃお終いよって思ってるかもしれないけど、そんなに我慢してたら身体に悪いって!結局イヤだ~って爆発もしちゃうんだけど、店長も社長も、そういうことを黙ってても分かってくれるような人じゃないんだからね。
なんだか「本屋の新井」さんを思い出しちゃいましたよ。
出版社と書店の関係とか、現在の出版の状況とか、いろいろ問題が山積ですけど、「書店員が一人辞めたら、出会うべき作品にお客様が出会えなくなることがあるかもしれない」とがんばっている書店員さんが大勢いるんだろうなぁ。
そういう真面目なみなさんのやる気を会社が搾取してるという部分が気になります。
P.S. 吉祥寺のバウスシアターの話がちょっと出てきました。とても懐かしかったです。
#店長がバカすぎて #NetGalleyJP
1736冊目(今年41冊目)
« 『あつあつを召し上がれ』 小川糸 | トップページ | 『親方と神様』 伊集院静 »
「本・書店・読書・出版社」カテゴリの記事
- 『ぼくにはこれしかなかった』 早坂大輔 26-189-3948(2026.07.07)
- 『人生がちょっとよくなる読書術』 斉藤洋 26-186-3945(2026.07.04)
- 『ビブリア古書堂の事件手帖 V 扉子と謎めく夏』 三上延 26-172-3931(2026.06.21)
- 『「若者の読書離れ」というウソ』 飯田一史 26-153-3912(2026.06.02)
- 『翻訳する女たち』 大橋由香子 26-146-3905(2026.05.26)
「日本の作家 は行」カテゴリの記事
- 『ぼくにはこれしかなかった』 早坂大輔 26-189-3948(2026.07.07)
- 『ポール・マッカートニー伝』 藤本国彦 26-180-3939(2026.06.28)
- 『外科室』 泉鏡花、ホノジロトヲジ 26-161-3920(2026.06.10)
- 『鹿鳴館の貴婦人 大山捨松』 久野明子 26-123-3882(2026.05.03)
- 『笹森くんのスカート』 神戸遙真 26-105-3864(2026.04.15)
「NetGalleyJP」カテゴリの記事
- 『自分の頭で考える』朝を待つための知見 26-196-3955(2026.07.14)
- 『フェザー』 マノン・ステファン・ロス 26-191-3950(2026.07.09)
- 『いらないものがいる町で』 村上雅郁、カシワイ 26-170-3929(2026.06.19)
「文学賞」カテゴリの記事
- 『残穢』 小野不由美 26-133-3892(2026.05.13)
- 『幼児狩り・蟹』 河野多惠子 26-126-3885(2026.05.06)
- 『ツミデミック』 一穂ミチ 26-53-3812(2026.02.23)
- 『サンショウウオの四十九日』 朝比奈秋 25-127-3523(2025.05.10)
- 『東京都同情塔』 九段理江 25-121-3517(2025.05.04)



コメント