『1日3時間だけ働いておだやかに暮らすための思考法』 山口揚平
我々の直面する重要な問題は、それを作ったときと同じ考えのレベルで解決することはできない。(by アインシュタイン)
山口さんが実行されている「1日3時間」の労働とは「考えること」なのです。
世の中に情報が溢れるようになって、それが人々から考えるということを奪っているのです。自分で考えなくても何でも調べれば分かると安易に考えている人が増えているのです。そんな今だからこそ、自分の頭で考えなければいけないのです。
この本の後半は2020年以降の世界の予想です。
未来の社会はお金ではなく「信用」が大事になっていくと著者は言っています。現在のタテ社会ではお金が重視されますが、未来のヨコ社会では「信用がお金を駆逐する」のです。
タテ社会では嫌な上司とも付き合わなければなりませんでしたけど、小さなコミュニティが形成するヨコ社会では「一緒にいて気持ちが良い」ことが大事なのです。「この人なら信じられる」「この人はウソをつかない」そういう安心感が大事なんです。
職業訓練における最大の美徳は「素直さ」だと思っている。(本文より)
「素直さ」は、あらゆる意味で大事なことだと思います。「どうしてなの?」「もっと分かりやすく説明して」というような気持ちを素直に言えること。それを素直に受け止められること。それは親子間であろうと、友人間であろうと同じだと思うのです。素直に言葉を交わすことができる世界に身を置いていれば、無駄な疲れも恐怖もないはずです。
この世界にスーパーマンは存在しないし、存在してはならない。人間とは常に自分のわずかな個性を際立たせ、他人と分かち合い、互いに分業することで反映していくことを生存戦略とした生物種だからである。
お互いに助け合って生きていくのが人間なのであるということを忘れてはいけないですね。
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