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『グレーテルの白い小鳥』 斉藤洋 森泉岳土

グレーテルの白い小鳥

斉藤洋(文)
森泉岳土(イラスト)

アリスのうさぎ」「シンデレラのねずみ」に続くシリーズ第3弾、今回も面白かったです。

 この物語の主人公は病気のために長時間働けません。「5時間くらいのデスクワークならいいでしょう」と主治医に告げられて、すでに決まっていた就職は諦めました。そのかわりに、父親が紹介してくれた図書館の「児童読書相談コーナー」で1年契約の仕事をしています。

 ここにやってくるのは、本を探している子どもだったり、読み聞かせをしようとしている大人だったり、それなりに充実した時間を過ごしています。相談コーナーの椅子に座って自分の話をしてくる人がけっこういます。本とは関係ないちょっと変わった話をする人が多くて、主人公は何故なんだろう?と思いつつも、そんな話に耳を傾けています。

 確かに不思議な話ってありますよね。写真を整理していて「この人としばらく会ってないなぁ」なんて思っていたら電話がかかってきたり。遠くの町のお城の天守閣に登ったら、学校の友だちに会ってしまったり。

 理屈ではありえないんだけど、「そういうことあるよね、きっと」と思えることが世の中にはあるんです。

 「マダガスカルヘビ」「おつりはいらないよ」「グレーテルの白い小鳥」「和田トシキくんの友だち」「おわかれ」の5編が収められています。

 主人公の体調がだいぶ良くなったようなんですが、続編はあるのでしょうか?気になってます。

1763冊目(今年68冊目)

 

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