『生きてく工夫』 南伸坊
この本は「今日の健康」に連載されたエッセイをまとめられたものです。
人間長く生きていると、いろんなところが痛んできます。その結果、高血圧・糖尿病・白内障・ギックリ腰・狭心症、などなど様々な症状を発症します。伸坊さんも歳とともに、いろんな症状に悩まされてます。それなりに悩んだり、通院したりしてますけど、まぁ深刻な病気になっていないから、こんな感じでいいのかなぁって気楽に生きてらっしゃる感じがします。
この本を読んで感じたのは、目標を余り高く設定しちゃいけないなぁってことです。万歩計を持ってると、つい1万歩を目標にしちゃうけど、それを8000歩位に下げると、意外と気楽なんだよねぇって伸坊さんはおっしゃいます。
逆に「何歳まで生きるつもり?」という質問に以前は100歳と答えていたんだけど、これだと先がまだまだありそうな気がして、やりたいことを先送りしがちだなって気が付いたので、目標を80歳に変えたんですって。すると、70歳を超えた今、あと10年しかないじゃない!って思うと、やりたいことを先にやろうって気になるんですって。それは確かに言えてるなぁ。
70代だったら多少のムリは効くということを考えたら、いつまで生きるかは横に置いといて、やりたいことをやっとかないとね。気が付いたら何もできなくなってたというのが一番嫌ですもの。
伸坊さんは最近「うんこファースト」を大事にしているんですって。快適に生きるためには腸が良い活動をしてくれているということが大事だと気が付いて、良い便通のためには我慢しないことが大事だと宣言してるんですって!これはとても大事です!
ゆる~い話をしているようで、大事なことを教えてくれた本でした。
この本は 書評サイト 「本が好き!」 より献本して頂きました。どうもありがとうございました。
1780冊目(今年85冊目)
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