『面倒くさがりやのあなたがうまくいく55の法則』 本田直之
面倒くさいという感覚は人によって違うけど、それぞれに何かを面倒くさいと思っています。例えば、ご飯を食べるのが面倒くさいなんて私には想像できませんけど、忙しかったり、何かに夢中になっちゃうとご飯を食べるのも面倒くさいなんて言う人がいるんですよね。
きれい好きな友人は掃除が趣味みたいにゴシゴシ掃除してますけど、わたしはなるべくなら掃除はやりたくないなんて思ってます(笑)
本田さんがこの本でおっしゃっているのは、一見面倒なようでも、前もって何かをやっておけば、そっちの方が後が楽だよということなんです。
旅行に行く前に、行き先の名所を調べておくとか、外国だったら挨拶と数の数え方くらいは覚えていくとか、ちょっとしたことなんだけど後で差がつくよということを、この本の中でいろいろと教えてくれます。
いろいろある中で、わたしが「これが一番!」と思ったのは「面倒くさいから、素直になる」です。
歳とともにこれだなぁって思うようになってきました。とかく人というのは他人の言うことを聞きたくない生き物なんです。親の言うこと、先生の言うこと、先輩の言うこと、お医者さんの言うこと、権威があろうがなかろうが、他人の言うことに対して素直じゃない人だらけです。後になってから、言われた通りにしておけばよかったなぁなんて思ったって後の祭りですよねぇ(-_-;)
何でも信じればいいってもんじゃないですけど、一度はそういうのもアリなのか?と考えてみることが大事かなって思います。だって、それまで知らなかったことなんだから、参考にしてみてもいいじゃないですか。こっちの方が美味しいよって言われたら、ちょっと試食してみて、口に合わなかったらやめりゃいんだから、そのくらいの勇気があってもいいかなと思うんです。
「面倒くさいから、モノを捨てる」というのも、大事だなぁって思います。いつか使えるんじゃないかなんて思って取っておいても、結局使わないものがほとんどですからね。気がついたらすぐに捨てるって、特に歳を取ってきたら大事だと思います。取っておいたって、どこにしまったか忘れちゃうんだから!
その他にも面倒くさいから心配しないとか、見返りを期待しないとか、開運グッズに興味を持たないとか、いろいろ気になるものがあります。詰まるところ、余計なことに気持ちを使わないということが大事なのかな?
「面倒くさいから、断捨離」ってのもいいかもしれませんね。
2020年5月14日22:00までの期間限定でKindle無料お試し版がアマゾンからダウンロードできたので、読んでみました。
本田さんありがとうございます。
1785冊目(今年90冊目)
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