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『おカネの教室』 高井浩章

おカネの教室

高井浩章

 中学校で希望のクラブに入れなくて、しょうがなく「そろばん勘定クラブ」に入ったサッチョウさん。もう一人のクラブ員は「ビャッコさん」。クラブの顧問「カイシュウさん」は、2人にいろんな質問をしてきます。

 最初の授業で「お金を手に入れる方法」の話になりました。

・かせぐ
・ぬすむ
・もらう
・かりる
・ふやす

 という5つまではすぐに分かったのですが、カイシュウさんはもう一つの方法があるんだよといいます。でも、2人ともどんな方法なのか思いつきません。

 2人はお金についていろいろと教わっていきます。この本を読んでいて感じたのは、日本の学校では何故こういうことをちゃんと教えてくれないのかしら?というところです。お金、金融、経済、とっても大事なことなのに、何の知識もないまま社会に放り込まれてしまうって酷いなぁと思います。

 こういう科目を小学校や中学校で必修にして欲しいなぁと本気で思います。お金のことが良く分からない大人の皆さん、子供たちと一緒にこの本で勉強してくださいね。

1777冊目(今年82冊目)

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