『海の見える丘』 くすのきしげのり
短い言葉で語られる物語は、どれも心温まるお話です。
人は何のために生きているのでしょうか?お金を稼ぐため?偉くなるため?おいしいものを食べるため?
それとも、誰かを愛するため?
つらいとき、悲しいとき、ついつい自分はダメな存在だと落ち込んでしまったり、こんなことになったのは誰かのせいだと愚痴ってみたりしてしまいます。
つらいことがあったって、それがずっと続くわけじゃない。いつか明るい日がやってくる。いつか楽しいことが起きる。それを信じられれば、人はなんとか生きていけるものなんです。
人はひとりで生きているわけじゃないんだよ。誰かがいて、動物がいて、植物がいて、山があって、海があって、空があって、いろんなものや、いろんなことがあって、知らないうちに誰かや何かの力を借りて生きているんだ!
そんなことを感じた本でした。
この5編が収められています。
- 海の見える丘
- 少年の太鼓
- 星のなる木
- のら猫のかみさま
- あたたかい木
#海の見える丘 #NetGalleyJP
1792冊目(今年97冊目)
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