『自分にイライラする!と思ったら読む本』 心屋仁之助
変えられるのは「あなたの性格」だけだということです。他人の性格、妻や夫の性格、親や子どもの性格、部下や上司の性格を変えようとしても、それはできません。他人のことはコントロールできないからです。しかし、実はカウンセリングに来られる方の半分は「他人を変えたい」という方なのです。(本文より)
最近イライラすることが多くなりました。新型コロナのせいもありますけど、世の中のいろんなことが面倒くさいなぁって思うし、わざわざ面倒を起こす人が多いし、訳の分からないことがホントに多いなぁって思う生活をしてると変な疲れ方をします。
自分に近い人なら何かをお願いするということもできますけど、世の中全体に「バカなことは止めて~!」といってもどうにもならないんです。だから、外的要因にイライラするより、自分が変わることなんですよね。世の中がどうなろうと「自分は自分だと腹をくくること」それしかないんじゃないかと思うのです。
「ま、いっか。おかげで」から続く文章はどうなりましたか? これが過去の失敗や汚点が「こやし」になる瞬間です。
何か失敗や変なことをしてしまった時、それを悔やむだけでは辛いだけです。それをやってしまったおかげで何か変わったというところに注目するって面白そうです。
時間を間違えて飛行機に乗りそこなっちゃった!「ま、いっか。おかげで」次の便に乗ったことですてきな人に出会えた。みたいな、それがきっかけでいいことが起きるってことがあるんですよ。失敗をそのままで終わらせないって大事ですねぇ。
まずは「できることだけ」やってみよう!
何かやろうと思った時に、ものすごく大きなことを目標にしてしまうと、挫折する可能性も大きくなってしまいますよね。だから、ちょっとした「できること」からやるって大事です。
ちっちゃい成功体験が気持ちを楽にするってことを忘れてました。
つまんないことばっかり考えていると、大事なことを忘れちゃうんだなぁ!
そして、こんなことを思い出しました。
中学生の時、体育の先生に「挨拶は条件反射にしろ!」と言われました。「道を歩いていて、知っている人と会ったら、何も言わなくてもいいから頭だけ下げておけ!」特に年寄りはそういう子のことを「いい子だな」って思ってくれるんだから。もしも知らない人に頭を下げちゃったとしても、相手は「どこの子かなぁ」って思うだけなんだから。知っている人か知らない人かなんて細かく考える必要はない。そんなことに頭を使うんじゃない。もっと大事なことを考えろ!ってね。
そうだ、余計なことを考えないってことが大事だなと気がついたら、だいぶ気持ちが楽になりました。
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