『作家の珈琲』
珈琲好きな25人の方々、この豆がいい、焙煎はこうでなくっちゃ、カップはこれだよねなんて、それぞれに色んなこだわりがあって、珈琲を愛していた気持ちが伝わってきます。ご自宅で飲まれる珈琲にこだわる方もいれば、珈琲は喫茶店で飲まなくっちゃという方もいらっしゃいます。
夜遅くに執筆される方が多くて、そんな時間に奥様に珈琲を入れていただくのが申し訳ないのでインスタントコーヒーを飲んでますという方も多かったのですね。喫茶店に保温できるポットを持って行ってテイクアウトしていた健さんもステキです。
喫茶店それぞれが持つこだわりとか、店構えとか、店の中の空気感とか、そういうものが珈琲をより素晴らしいものにしていたような気がします。そういうものに触発されて素晴らしい文章を書かれた方もいらっしゃったのでしょうね。
最後の方にゴールドブレンドの「違いの分かる男」に出演されていた遠藤周作さんや黛敏郎さんの写真もあって、なんだか懐かしい気持ちでいっぱいになってしまい「ダバダー♬」というテーマソングを思い出しました。
1820冊目(今年125冊目)
« 『長くつ下のピッピ』 アストリッド・リンドグレーン | トップページ | 『わが家は幽世の貸本屋さん 3 黒猫の親友と宝石の涙』 忍丸 »
「食物・喫茶・暮らし」カテゴリの記事
- 『江戸のフリーランス図鑑』 飯田泰子 272(2023.09.30)
- 『もっと、やめてみた。』 わたなべぽん 211(2023.07.30)
- 『くらべる時代 昭和と平成』 おかべたかし 123(2023.05.03)
- 『料理と利他』 土井善晴 中島岳志 87(2023.03.29)
- 『服を10年買わないって決めてみました』 どいかや 64(2023.03.06)
« 『長くつ下のピッピ』 アストリッド・リンドグレーン | トップページ | 『わが家は幽世の貸本屋さん 3 黒猫の親友と宝石の涙』 忍丸 »
コメント