『きみの隣りで』 益田ミリ
森の近くに住んでいる翻訳家の早川さんは、夫と小学生の息子・太郎くんとの3人暮らしをしています。
ちょっと時間ができたら森へお散歩へ行ったり、休みの日には家族で森の中でご飯を食べたり、自然とともに生きるっていいなぁって思います。
最近、この町の小学校へ赴任してきたヒナ先生は、自分の母親にちょっとげんなりしています。せっかく一人暮らしを始めたのに、勝手に押しかけてきたり、見合いの話を勝手に決めてきたり。自分はもういい歳をした大人なんだから放っておいてよって感じてしまいます。
独身だろうと、結婚しようと、自分の人生を自分の好きなように生きていいはずなのに、どうしていろんな束縛があるのでしょうか。ヒナさんの母親のような人に何かを強制されるという場合もあるし、そういう人がいないのに自分で勝手に「ここまで」と決めてしまっている場合もあるし、人生を面倒くさくしてしまう力に押しつぶされてしまうのって悲しいです。
本当の自由って何なんでしょうね?自分に嘘をつかないこと、無理をしないこと、それだけでいいんじゃないかな?なんて思いました。
1830冊目(今年135冊目)
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