ブログ内検索


  • ダメでもいいからやれ。
    体験もしないでお前ら、
    すぐに「ダメだ」って言うのは、
    学校で聞いただけの話だろう。
    やってみもせんで何を言っとるか
    (by 本田宗一郎)

読書Love!

  • 本が好き!
  • NetGalleyJP
    プロフェッショナルな読者
    グッドレビュアー 100作品のレビュー 80%

« 『AIとカラー化した写真でよみがえる戦前・戦争』 庭田杏珠 渡邉英徳 | トップページ | 『海辺のカフェで謎解きを ~マーフィーの幸せの法則~』 悠木シュン »

『ラジオ・ガガガ』 原田ひ香

ラジオ・ガガガ

原田ひ香(はらだ ひか)

 最近聞かなくなっちゃったけど、以前はけっこうラジオを聞いてました。中高生の頃は「全米TOP40」「フォークビレッジ」「あおいくんとさとうくん」といったAMの番組を聞くことが多かったけど、その後はFMの番組が増えてきて「ジェットストリーム」は毎日聞いていました。この番組が終わったら寝るという生活を何年もしていました。J-Waveができたころは、それこそ毎日朝から聞いてました。

 最近はラジオ番組を生で聞くことはほとんどなくなり、ポッドキャストで好きな時間に聞くというスタイルになってきました。Tvよりも不思議と集中力が増すので、ラジオ番組っていいなって思います。

 この本に納められているのはラジオを聞いている人たちの物語。年齢層も職業もいろいろだけど、ラジオから流れる話に一生懸命耳を傾けているところは、みんな一緒ですね。

 「音にならないラジオ」のラジオドラマを書く人の話に心惹かれました。一生懸命にラジオドラマの企画を出しているのに採用されないライターさん。自分の力不足もあるけど、ラジオ局の人との関係がなんだかギクシャクしていて、こういうもどかしさって、どうにも苦しいなぁって思います。自分がどこまで自分を信じられるのか?そこが大事な所なんだよね。

 「We are シンセキ!」今時の中学生ってこんな感じなのかな?クラスの中のヒエラルキーって何だか嫌だよね。匿名での相談に乗ってくれるラジオ番組を聞くことで、心のバランスを保っている中学生って、本当にいるんだろうなって思います。

 ラジオだからできること、ラジオじゃなきゃできないこと。そういうことを続けている番組が、ずっと続いていきますように!

この6作品が収められています。

  1. 三匹の子豚たち
  2. アブラヤシのプランテーションで
  3. リトルプリンセス二号
  4. 昔の相方
  5. We are シンセキ!
  6. 音にならないラジオ

1841冊目(今年146冊目)

« 『AIとカラー化した写真でよみがえる戦前・戦争』 庭田杏珠 渡邉英徳 | トップページ | 『海辺のカフェで謎解きを ~マーフィーの幸せの法則~』 悠木シュン »

日本の作家 は行」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 『AIとカラー化した写真でよみがえる戦前・戦争』 庭田杏珠 渡邉英徳 | トップページ | 『海辺のカフェで謎解きを ~マーフィーの幸せの法則~』 悠木シュン »