『どうしても嫌いな人 すーちゃんの決心』 益田ミリ
会社に嫌いな人がいるのよ。むこうは軽い気持ちで言っているのかもしれないけど、心に刺さるようなことを言われるのは嫌なの。お母さんもそうなのよね。娘のことを思っているからこそ言うんだろうけど、速く結婚しろとか、ちゃんと育てたんだから行儀良くしろとか、わたしは人間じゃなくモノ扱いされているような気がしちゃう。
モヤモヤすることって、いろいろあるのよね。ちょっとした誤解なのかもしれないし、はっきりした悪意があるのかもしれないし、どちらにしても、わたしの心をイジメることが色々あるのって、とっても嫌なことなの。
すーちゃんも、友達のあかねさんも、心のモヤモヤをずっと抱えて苦しんできました。それから逃れるのはどうしたらいいのか?分かってはいるけど、それを決断するには勇気がいるのよね。
でも、勇気を振り絞らないと、この嫌な気持ちはずっと心に居続けるから。毎日悩んでしまうのです。
そして、すーちゃんは、あることを決心しました!
普段、電話では鬱陶しいと思っていたすーちゃんのお母さん。すーちゃんがウソついて休む理由としてだったら何度殺してもいいわよって笑って言ってくれて、ちょっぴり「お母さん、ありがとう」って気持ちになったところが良かったなぁ。
1853冊目(今年158冊目)
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