『どうしても嫌いな人 すーちゃんの決心』 益田ミリ
会社に嫌いな人がいるのよ。むこうは軽い気持ちで言っているのかもしれないけど、心に刺さるようなことを言われるのは嫌なの。お母さんもそうなのよね。娘のことを思っているからこそ言うんだろうけど、速く結婚しろとか、ちゃんと育てたんだから行儀良くしろとか、わたしは人間じゃなくモノ扱いされているような気がしちゃう。
モヤモヤすることって、いろいろあるのよね。ちょっとした誤解なのかもしれないし、はっきりした悪意があるのかもしれないし、どちらにしても、わたしの心をイジメることが色々あるのって、とっても嫌なことなの。
すーちゃんも、友達のあかねさんも、心のモヤモヤをずっと抱えて苦しんできました。それから逃れるのはどうしたらいいのか?分かってはいるけど、それを決断するには勇気がいるのよね。
でも、勇気を振り絞らないと、この嫌な気持ちはずっと心に居続けるから。毎日悩んでしまうのです。
そして、すーちゃんは、あることを決心しました!
普段、電話では鬱陶しいと思っていたすーちゃんのお母さん。すーちゃんがウソついて休む理由としてだったら何度殺してもいいわよって笑って言ってくれて、ちょっぴり「お母さん、ありがとう」って気持ちになったところが良かったなぁ。
1853冊目(今年158冊目)
« 『ゴードン・パークス』 キャロル・ボストン・ウェザーフォード | トップページ | 『ただいま、日本』 乙武洋匡 »
「コミックス」カテゴリの記事
- 『台湾の少年 4 民主化の時代へ』 游珮芸、周見信 24-339-3365(2024.11.29)
- 『ヒストリエ 10』 岩明均 24-334-3360(2024.11.24)
- 『台湾の少年 3 戒厳令下の編集者』 游珮芸、周見信 24-331-3357(2024.11.21)
- 『台湾の少年 2 収容所島の十年』 游珮芸、周見信 24-323-3349 (2024.11.13)
- 『台湾の少年 1 統治時代生まれ』 游珮芸、周見信 24-316-3342(2024.11.06)
「日本の作家 ま行」カテゴリの記事
- 『すごい音楽脳』 宮崎敦子 24-342-3368(2024.12.02)
- 『麒麟模様の馬を見た 目覚めは瞬間の幻視から』 三橋昭、小野賢二郎 24-335-3361 (2024.11.25)
- 『路上のセンス・オブ・ワンダーと遙かなるそこらへんの旅』 宮田珠己 24-328-3354(2024.11.18)
- 『夢をかなえるゾウ 0(ゼロ)』 水野敬也 24-327-3353(2024.11.17)
- 『驚きの介護民俗学』 六車由実 24-310-3336(2024.10.31)
« 『ゴードン・パークス』 キャロル・ボストン・ウェザーフォード | トップページ | 『ただいま、日本』 乙武洋匡 »
コメント