『インド式 壁の乗りこえ方』 栃久保奈々
この本の著者はインド政府公認ヨガインストラクターさんです。でもヨガの話は少なめで、インドの方たちがいかに多様性を重んじているかということを書かれています。
インドには13億人もの人たちが住んでいます。かなり大きな国ですから、気候も、食べ物も、言葉も、宗教もいろいろです。ですから相手の気持ちを暗黙の裡にくみ取ろうとする日本とは対極の世界です。
気候の厳しさなどもあって、日本よりもずっと死に触れる機会が多く、自分がやりたいことは今やっておかないと後になってはできなくなってしまうかもしれないという考え方をする人が多いのだそうです。
オウムのように話し、
白鳥のように瞑想し、
ヤギのように口を動かし、
象のようにシャワーをあびる
インドの人は小さい頃に、しばしば、このことわざを言われるそうです。
「誰かの真似をするのではなく、自分で考えて動き、努力をすることが大切」という意味が込められています。(本文より)
せっかくこの世に生を受けたのだから、チャレンジしなくちゃ意味がないというインドの人たちの考え方は、とてもアグレッシブなものなんですね。だから、やる前から諦めてしまうなんてダメだ!とにかくやってみなくっちゃ!という人が多いのでしょうね。
日本人はとかく「失敗しない」選択をしがちです。そうしているうちに自分に嫌気がさしてきたり、自信がなくなってしまったり、マイナス方向に気持ちが向かってしまいます。世界一、若い人の自殺率が高いというのもそういうことが原因なのかもしれません。
インドの人たちのように、もっと自由に生きていいんだよねって思いました。
下の名前を呼ばれるということは、運気アップの1つなんです。騙されたと思ってぜひ!
お互いに名字ではなく、名前を呼びあうのが気持ちいいのは、そういう意味があったんですね。さっそく実行します。
Every child has beautiful name !
#インド式壁の乗りこえ方 #NetGalleyJP
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