『大奥 第18巻』 よしながふみ
家茂さんの代わりに子どもを生もうとした和宮さんでしたが、その計画半ばにして家茂さんが亡くなってしまいました。和宮さんは食べ物ものどを通らず、傷心の日々を送っていました。
そんな彼女のために天璋院さんが持ってきてくださった「花びら餅」に涙する和宮さん。家茂さんと一緒に食べたかったという思いと、自分のことを廻りの人たちが大事に思ってくれることに感謝したのです。
15代慶喜が大政奉還し、大奥での暮らしもいつまで続くのか分からない状態となり、帰れる者には手当てを出すので家へ戻るようにというお達しも出たのです。
最近大奥へやってきて瀧山様のお世話をしている仲野は気が利くし、可愛い青年ですね。彼の行く末も気になります。
次の第19巻で幕を閉じる大奥ですが、自分ではどうすることもできない運命に翻弄されながらも、それぞれの人生を必死に生きていく人たちが大勢いたのだということを深く感じます。
最後はどう幕を引くのか、とても楽しみです。
1875冊目(今年180冊目)
« 『吹部!』 赤澤竜也 | トップページ | 『読書の価値』 森博嗣 »
「コミックス」カテゴリの記事
- 『リアル16』 井上雄彦 24-277-3303(2024.09.28)
- 『ヒストリエ 7』 岩明均 24-270-3296 (2024.09.21)
- 『ヒストリエ 6』 岩明均 24-268-3294(2024.09.19)
- 『ヒストリエ 5』 岩明均 24-265-3291(2024.09.16)
「日本の作家 やらわ行」カテゴリの記事
- 『葉っぱ切り絵いきものずかん』 リト@葉っぱ切り絵 24-219-3245 (2024.08.02)
- 『検事の信義』 柚月裕子 24-197(2024.07.11)
- 『編み物ざむらい 2』 横山起也 24-191(2024.07.05)
- 『どこにもない編み物研究室』 横山起也 24-185(2024.06.29)
コメント