『やめてみた』 わたなべぽん
生きていく上で、それがそこにあるのが普通というものがたくさんあります。ご飯を炊く炊飯器、掃除には掃除機、TVにスマホに化粧に人付き合い、そのどれもが当たり前に存在するって思っているけど、本当はなくても困らないんじゃない?というお話です。
ぽんさんが毎日ご飯を炊いていた炊飯器が壊れてしまって、試しに土鍋てごはんを炊いてみたら、その余りのおいしさに土鍋ごはんなしでは生きていけなくなり、結果として炊飯器はもういらないということになったのです。
毎日掃除機をかけていたんですけど、絨毯や家具の下のほこりがちっとも取れていないことに気付いてから、フロアワイパーでの掃除に切り替えたら、こっちの方がずっときれいいなるし、ワイパーで掃除をすることを前提にして絨毯も捨ててしまったんです。
そのほかにも、毎日出かける時にしていた化粧とか余計な洋服、なども考え方を変えてみたら、ほとんどいらないということになりました。
もう一つ大きかったのは、コンビニでの買い物です。やたらとコンビニで買い物をしていて、なおかつノートやボールペンなど同じものばかり買っていることに気付いたんです。そう、出先で忘れ物があってコンビニで買っていたということに気がついたんです。
だったら忘れ物をしないように、前の日に持ち物のチェックをした方がいいと気がつき、コンビニでの買い物は極端に減ったのだそうです。こういう気づきって大事ですね。結果を憂うより、原因を突き止めることって大事です。
「心の中もやめてみた」というのも面白いですね。友達だから何でも言うことを聞いてあげる必要はないんだと気付いたら、心が軽くなったんです。
そして最後に、何かしてもらった時に「すいません」はやめて「ありがとう」と言うことにした。というのはホントに素晴らしいです。「すいません」というのは謝ることばであって、感謝する言葉ではないんです。人から親切にされたら「ありがとう」っていう方が、自分も相手も気持ちいいですもの。これは一番いい気づきだなぁ!
「やめてみる」っていいですね。一度やめてみて、もし必要ならまた復活すればいいんだからって、気楽な気持ちでやればいいんですよね。
この本で紹介されている「やめたもの」の中で、わたしがまだやめてないのは炊飯器くらいかな?
わたしは子供の頃に母親から「明日必要なものは前の夜のうちに揃えておきなさい」と躾けられてきたので、そうか、そういうことを教わらずに大きくなっちゃった大人が大勢いるんだなぁってことにビックリしています。
そして、最初に勤めた会社の上司から、会社の先輩から頼まれた仕事を何でも順番にやってあげようと思わなくていいんだよって教わりました。お菓子を持ってきたり、愛想がよかったり、自分の仕事を先にやってもらおうと努力する人のを先にやってあげなさい。嫌な奴のは後回しでいいからって。それが社会というものだと教わりました。
そういう生きていく術を教えてくれる大人が減っちゃったから、こういうことで悩む人が増えちゃったのね~って思います。
そうそう、もう一つやめてみるべきは、「頑張れば何とかなるって発想」だと思うんです。頑張ったってダメなものはダメ。適当なところで諦めるというのは大事なことだと思うなぁ。誰かに頼めることは頼む。できないことはできないままでいい。
「やめてみる」って大事です。
1863冊目(今年168冊目)
« 『すーちゃんの恋』 益田ミリ | トップページ | 『1日1時間から稼ぐ 副業ライターのはじめ方』 しげぞう »
「コミックス」カテゴリの記事
- 『老いる自分をゆるしてあげる。』 上大岡トメ 26-45-3804(2026.02.15)
- 『トラとミケ 6 たのしい日々』 ねこまき 26-9-3768(2026.01.10)
- 『プリニウス Ⅻ』 ヤマザキマリ、とり・みき 25-362-3758(2025.12.30)
- 『プリニウス Ⅺ』 ヤマザキマリ、とり・みき 25-359-3755(2025.12.27)
- 『プリニウス Ⅹ』 ヤマザキマリ、とり・みき 25-354-3750(2025.12.22)
「日本の作家 やらわ行」カテゴリの記事
- 『ちょっぴりながもちするそうです』 ヨシタケシンスケ 26-22-3781(2026.01.23)
- 『女王様の電話番』 渡辺優 26-17-3776(2026.01.18)
- 『名探偵ぶたぶた』 矢崎存美 26-6-3765(2026.01.07)
- 『人生はそれでも続く』 読売新聞社会部「あれから」取材班 26-7-3766(2026.01.08)
- 『プリニウス Ⅻ』 ヤマザキマリ、とり・みき 25-362-3758(2025.12.30)



コメント