『みんなの朝ドラ』 木俣冬
朝ドラ、2010年代になってからはずっと見てます。それ以前も時々見たりしてましたけど、半年(昔は1年!)続くドラマっていろんな意味で大変ですよね。
NHKの朝ドラは基本的にヒロインの人生を描いていきます。「おしん」のように子供時代から死ぬまでを描くものもあれば、最近のものだと子供時代から中年までというのが多くなってますね。かつては戦争ですべてを無くして、苦労しながらも家族と生きていくというパターンが多かったけど、最近は最後まで独身のヒロインがいたり、少しずつ女性の描き方が変わってきているなぁと思います。
わたしは朝ドラを見ていて、ヒロインよりも、その次の位置にいる人に興味を持ってしまいます。「あさが来た」なら、あささんより旦那さんの新次郎さん。「半分、青い。」では鈴愛(すずめ)ちゃんの幼なじみの律くん。「ごちそうさん」なら、め以子が嫁に行った先の義姉の和枝さん。こういう人たちの魅力で朝ドラは成立しているって思うのです。
そんな中で、一番印象的だったのは「花子とアン」に登場した白蓮さんと夫の嘉納伝助さんでした。この2人について調べてみるとそれはそれは興味深くて、主人公の花子よりこちらの方がずっと気になってしまいました。
そしてナレーションが美輪明宏さんというのも素晴らしかったですね。最後におっしゃる「ごきげんよう」がステキでした。
ナレーションでステキといえば、「ひよっこ」の益田明美さん!こういうキャスティングができるのが凄いなぁと思いました。「ひよっこ」はタイトルバックのミニチュア(田中達也)とか、主題歌の「若い広場」(桑田佳祐)とか、アパートに住んでいる人たち(大家さんの白石加代子とか、シシドカフカとか)米屋の米子とか、あらゆるところが面白かったです。
「あまちゃん」の一大ブーム以来、朝ドラが再び見直されています。「マッサン」も「とと姉ちゃん」も「カーネーション」も、この本より後に放映された「スカーレット」も、それぞれに楽しく、それぞれに色んなことを考えさせてくれました。
9月14日から「エール」が再開します。朝ドラと同じように、日常が少しずつ戻ってきてくれますように!
1889冊目(今年194冊目)
« 『アクション リーディング』 赤羽雄二 | トップページ | 『大人の東京散歩』 鈴木伸子 »
「新書」カテゴリの記事
- 『「若者の読書離れ」というウソ』 飯田一史 26-153-3912(2026.06.02)
- 『河川敷の「原住民」』 趙海成 26-149-3908(2026.05.29)
- 『その病気、市販薬で治せます』 久里建人 26-137-3896(2026.05.17)
- 『新書 世界現代史 なぜ「力こそ正義」はよみがえったのか』 川北省吾 26-125-3884(2026.05.05)
- 『数学者に「終活」という解はない』 秋山仁 26-98-3857(2026.04.08)
「日本の作家 か行」カテゴリの記事
- 『NHKラジオ深夜便 絶望名言 1』 頭木弘樹 26-152-3911(2026.06.01)
- 『その病気、市販薬で治せます』 久里建人 26-137-3896(2026.05.17)
- 『あなたのゼイ肉、落とします』 垣谷美雨 26-135-3894(2026.05.15)
- 『新書 世界現代史 なぜ「力こそ正義」はよみがえったのか』 川北省吾 26-125-3884(2026.05.05)
「朝ドラ」カテゴリの記事
- 『鹿鳴館の貴婦人 大山捨松』 久野明子 26-123-3882(2026.05.03)
- 『小泉八雲 漂泊の作家ラフカディオ・ハーンの生涯』 工藤美代子 26-3-3762(2026.01.04)
- 『アンパンマンと日本人』 柳瀬博一 25-194-3590(2025.07.16)
- 『アンパンマンの遺書』 やなせたかし 25-53-3449(2025.02.26)
- 『三淵嘉子と家庭裁判所』 清永聡 24-103(2024.04.08)



コメント