『ちくわぶの世界』 丸山晶代 渡邉博海
ちくわぶが東京下町を中心とした関東ローカルの食べ物だったということを、この本で初めて知りました。ちくわぶが入っていないおでんなんて考えられないわたしですが、ちくわぶがどんな風に作られているかなんて、これまで全く知りませんでした。おでん以外にどんな食べ方があるのか、メーカーによって弾力や触感がいろいろ違っているなど、とにかく「へぇ~」と感心しっぱなしでした。
漢字で書くと「竹輪麩」ちくわのような姿をしているけれど、材料は麩と同じ小麦粉(強力粉)です。独特の形をしているのでイメージしにくいかもしれませんけど、広い意味ではパスタの一種なので、ミートソースをかけたりしてもおいしいんです。ゆでて小さく切ってからきな粉をかけてもおいしいし、汁物の実にしてもいいし、なかなかマルチに活躍できる食材なんですよ!
おでん屋さんのちくわぶは、味の染みた2日目のものをお客様に出すところが多いそうです。そうですよねぇ、お出汁がしみしみのちくわぶって、想像しただけでもおいしそうです!
下町のソウルフード「ちくわぶ」ですけど、少しずつ全国へ進出してるのだそうです。でも、まだまだ食べ方が分からないって人が多いようです。Go To トラベルで東京にいらしたら、是非おでん屋さんでおいしいちくわぶを食べて行ってくださいね!
1926冊目(今年231冊目)
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