『「また会いたい」と思われる話し方』 犬塚壮志
駿台予備校で人気講師だった著者が、言葉を正しく伝えるためのノウハウを教えてくれる本です。
自分としては正しいことを言ったつもりなんだけど、ちっとも伝わっていなかったり、逆に嫌われる原因になってしまったりすることがあります。それはどうしてなんだろう?と考えてみても自分では良くわからないのです。
どうしてわからないのか?
殆どの場合、自分の尺度でしか考えていないということが原因なんです。例えば、この間のテストの出来が悪かったとしょげている生徒に、「大丈夫だよ、君ならできる」と言ったとします。ある程度自信のある時だったら励ましになるこの言葉も、ダメだ~と落ち込んでいる時には辛いセリフなのかもしれません。こんな時には、その状況に合った言葉が欲しいのです。
本人は80点くらい取れるつもりでいて70点だったのかもしれません。あるいは50点しか取れなかったのかもしれません。点数なんていうものはあくまでも相対評価なのに、自分の期待と現実の差に落ち込んでいるわけです。でも、それはその人の評価であって、全体から見たら正しい評価ではないかもしれません。たとえ50点であっても、全体の中では上位の点数ということもあります。そういうことをちゃんと説明してもらえたら、落ち込んでいた気持ちから立ち直れるのです。
その言葉を受ける身になって語ること、同じ目線で語ること、そういうことの大事さがよくわかりました。
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