『二週間の休暇』 フジモトマサル
日菜子さんは、知らない町へやってきてしまいました。何故ここにいるのか、今まで何をしていたのか、何も覚えていません。
町に住んでいるのは、みんな鳥です。でも人間と同じように話をしていて、お茶を飲んだり、ご飯を食べたりしています。
仲間に入れてもらった日菜子さんは、みんなと話をする内に、昔のことを少しずつ思い出しました。
不思議な町なんだけど、わたしもこんなところに住んでみたいなぁって思わせる何かがあります。
本屋さんがあって、公園があって、仲良く話ができる隣人がいたら、それでいいかなって思えてきます。
仕事に疲れて何も考えられなくなっちゃった人には、この話のように強制的に休暇を取らせるってアリかなって思います。
いろんなことを忘れてしまうことで心が休まるなら、それはそれでいいような気がします。
1968冊目(今年273冊目)
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