『オオカミと石のスープ』 アナイス・ヴォージュラード
オオカミさんが、めんどりさんの家のドアを叩いて、石のスープを作りたいので鍋を貸して欲しいって言うんです。めんどりさんは、このオオカミさんのことを怪しいなぁと思いつつも、石のスープってどんな味なんだろう?って好奇心に負けてドアを開けてしまいます。
大きなお鍋を借りたオオカミさんは、かついできた石を大きな鍋に入れてぐつぐつ煮始めました。
近所の住人たちが、心配してめんどりさんの家に様子を見に来ます。彼らも石のスープに興味津々で、いろんな野菜を鍋に入れていきます。
いろんな動物がやって来て、ワインも飲んじゃって、楽しいスープパーティーになりました。
ただ一人、オオカミさんだけは不機嫌な顔をして、大きな石をかついで帰るんですけど、本当は何をしたかったのかしら?
オオカミさんは、また別の村へ行って同じことをするのかしら?
あの大きな石からは、いいお出汁が出たのかしら?
わたしも石のスープを飲んでみたいわ。
1967冊目(今年272冊目)
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