『という、はなし』 吉田篤弘 フジモトマサル
筑摩書房のPR誌「ちくま」に二年間連載されたイラストレーションの通しテーマは「読書の情景」でした。
吉田篤弘さんが受け取った、フジモトマサルさんが描いたイラストには、いつも「あとはよろしく」というメモがついていたのです。
そうです、この本に納められているのは、文章と挿絵ではなく、読書の情景を描いたイラストに挿文なのです(笑)
読書しているのは様々な動物たちです。猫やペンギン、ウサギ、ライオンなど、みんな真剣に本を読んでいます。そして、いろんなことを妄想しています。
「稀有な才能」という文の中で、電車の中で本を読んでいて、中途半端なところで電車を降りなければらななくなって、「ホームのベンチで本を読み終わったことがよくある」という文章に、思わず「あるある」とつぶやいてしまったり。
虎野くんが「虎の巻」を読んでいる背中が可愛かったり。
「背中の声」が気になる羊さんになるほどと思ったり。
とにかく好奇心をくすぐられる本なのです。
ああ、この本が大好きだ!
1978冊目(今年283冊目)
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