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『ぼく自身のノオト』 ヒュー・プレイサー

ぼく自身のノオト
Note to Myself

ヒュー・プレイサー
Hugh Prather

きたやまおさむ 訳

NetGalleyJP

ぼくの身体もぼくの感情も、ともにもって生まれたものなのだから、恐れたり、不安を感じたり、利己的になったり、仕返しをしたくなったりすることで自分自身を責めるのは、自分の足の大きさが気に入らない、といって自分自身に腹を立てるのと、同じくらいにばかげたこと。いろいろな感情をもつのはぼくのせいではないが、その取扱いについてはぼくの責任だ。

分析することは非難することである。ぼくが自分にたずねる「どうしてお前はそんなことがしたいのだ」という問いには悪意がひそんでいる。自分にとってふさわしくないと前もって判断した動機を、また自分でさぐりだそうとしているのだ。自分の動機に意義をさしはさんでいるうちに、ぼくは自分がもっていた欲望をあきらめる決心をしてしまうというようなことになる。もっと健康的なやり方は、その欲望を自分のものとして受け入れ、ただその方向を知ろうとつとめること。それを裁くためにではなく、はっきりさせるためにそうするのである。(本文より)

 「自分がやろうとしていることに反対するのは他人ではなく自分だ」ということを分かっているのか!こんなことをしたら誰かに怒られないか?嫌われないか?自分だけ浮いていないか?そんなことを悩むから前に進めなくなってしまう。

 自分はどうしてそんなことをしたいのか?という疑問は持っていい。そこでできない理由ばかり考えてしまったら意味がない。どうやったらできるのか?どの位できたら成功と考えるのか?自分ととことん語り合うのは大事なこと。

それをやりたいと思うのも、やりたくないと思うのも自分。

 自分がそれを達成することを怖がっていないか?それで次のステップへ進むことに戸惑いを持っていないか?でも、どんな未来が待ってるかなんて今の時点ではわからない。わからないものを怖がっていてもしょうがない。やると決めたらやるしかない。やらないと決めたらすっぱりやめる。そこのところをあいまいにしてしまうからいつまでも迷ってしまうのです。

 

 この本の初版は1976年に出版されました。何年経っても人の心の在り方というのは変わらないのですね。自分がやりたいと思うことを押し通していいのか?自分が誰かのことを嫌だと思うのは何故なのか?と悩んだり。人のためと思ってやっていることが、実は逆の作用をしてしまうということに気がついたり。

 どのページを開いても「そうだよね」と思うことばかり。そうか、そういうことに悩んでいたのはわたしだけじゃないんだと気付いたり。どこから読んでもいいんですよという著者の思いは今も生きているのです。

#ぼく自身のノオト #NetGalleyJP 

1988冊目(今年8冊目)

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