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    (by 本田宗一郎)

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『神様のお膳』 タカナシ

神様のお膳
毎日食べたい江戸ごはん

タカナシ

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 璃子(りこ)さんは、ずっとついてない人生を生きてきたと思ってます。家庭の事情でお父さんとは一緒に暮らせなかったし、大学生になってからもバイトが忙しくて恋する暇もなかったし。お母さんは再婚してしまったので実家に帰りづらいし。派遣の仕事は切られてしまって、銀行の通帳の数字も寂しい状態。今日の面接を何とかパスしたいと願っていました。

 なのに、良くわからないまま現世(ウツシヨ)と幽世(カクリヨ)の境界にあるという不思議な旅館「たまゆら屋」に連れてこられて、あなたは若女将候補だと言われてしまったんです。

 そんなこと急に言われたって、どうすればいいの~!としか考えられない璃子さんです。

 

 イケメンな神様、伊吹(いぶき)さんには言い寄られるし、ボディーガードのようについてくる狐さんたちは優しくしてくれるし、不思議な人(あやかしさん?)もたくさんいる場所だけど、ここにいれば仕事もあるしお給料ももらえるというので、とりあえずここで頑張ってみることにしました。

 板前さんが急にいなくなってしまったので代わりにご飯を作って、伊吹さんに食べてもらったら「美味しい」と褒められて、自分は料理を作ることが好きだったなと気づいたあたりから、ちょっと気持ちが変わってきました。

 

 璃子さんはずっと自分に自信がなかったんですね。なのに誰かに頼ることもできなくて、ずっとひとりで頑張ってきたんです。そんな彼女に、困ったときはお願いしろと言ってくれた伊吹さん。神様だから、もちろん助けてくれるんだけど、ちょっと不器用じゃない?真面目過ぎて笑わせてくれました。

そして、伊吹さんの許嫁だという巫女さん。彼女の存在も面白いですね。ガラは悪いけど、素直でいい人!

 

 いい人だと思っていた人の心の中が真っ黒だったり、嫌な奴かと思った板前さんが意外と素直になったり、そういう人たちに出会って、いろんな体験をして、璃子さんは少しずつ自分に自信ができたのかな?自分は愛される人間だって気がついたのかな?

 おいしい料理と、やさしい人たち、やっと璃子さんのいる場所ができたんだなって思います。幸せは、すぐそこにあったのね。

#神様のお膳 #NetGalleyJP

1995冊目(今年15冊目)

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