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『妖怪コンビニで、バイトはじめました。』 令丈ヒロ子

妖怪コンビニで、バイトはじめました。

令丈ヒロ子(れいじょう ひろこ)

あすなろ書房

NetGalleyJP

 イズミは「ツキヨコンビニ」という不思議なお店に入ってしまいました。そこは幽霊や妖怪専用のコンビニで、普通の人には見えないはずなんだけど、霊感が強いイズミには見えるし、中の人たちと話をすることもできるんです。店長さんに気に入られちゃってバイトをすることになりました。

 死んだばかりのの幽霊タカジュンくんも、イジメにあっていたコアさんも、ホントは寂しいのに強がりばっかり言ってきちゃった人で、家族の愛をあまり感じないで生きてきたから、父親と二人暮らしが長いイズミは何とも言えない共感を感じてしまったのでしょうね。

 コンビニのシバ店長も、サバク先輩も、いい人ですよ。それにコンビニにやってくるお客さんたちがとても個性的で、これまたいい人達ばかり。人は見かけじゃ分からないのと同じで、妖怪や幽霊も見かけだけじゃわからない(笑)

 生きていくのが辛いなぁって思っている人は大勢いるだろうけど、そんな人にツキヨコンビニが勧める「心残り解消ツアー」ってとっても効果的だと思うなぁ。自分が何かやり残していることはないかって確認作業をする内に、自分の本当の問題が見えてくるような気がします。

 コンビニでバイトするきっかけになった、お父さんと結婚したばかりのメイカさんも、ちょっとおっちょこちょいだけど心優しい人です。イズミは、いろんな人に出会って、これまでよりずっと大人になったような気がします。面白い友達も増えたしね。毎日が楽しくなったよね。

 普通の人には、その存在すら見えないというツキヨコンビニですけど、一度行ってみて、いろんなお客さんが買い物をしている所を見てみたいなぁ!

#妖怪コンビニでバイトはじめました #NetGalleyJP

2020冊目(今年40冊目)

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