ブログ内検索


  • ダメでもいいからやれ。
    体験もしないでお前ら、
    すぐに「ダメだ」って言うのは、
    学校で聞いただけの話だろう。
    やってみもせんで何を言っとるか
    (by 本田宗一郎)

読書Love!

  • 本が好き!
  • NetGalleyJP
    プロフェッショナルな読者
    グッドレビュアー 100作品のレビュー 80%

« 『走れ!移動図書館』 鎌倉幸子 | トップページ | 『アンブレイカブル』 柳広司 »

『ロサリンドの庭』 エルサ・ベスコフ

ロサリンドの庭

エルサ・ベスコフ
Elsa Beskow

菱木晃子(ひしき あきらこ)訳

植垣歩子(うえがきあゆこ)絵

あすなろ書房

NetallyJP

スウェーデン

ラーシュ・エリックは六歳、おかあさんとふたりきりで、中庭をみおろす屋根裏部屋に住んでいました。(本文より)

 お母さんが働きに行っている間、身体が弱いラーシュ・エリックはひとりでベッドで寝ています。楽しみは壁紙の花模様をみることだけだったんです。ある日、壁に突然ドアができて、そこからロサリンドという女の子がやって来ました。

 彼女と一緒に話をしたり、お茶を飲んだりするようになって、ラーシュ・エリックは少しずつ元気になってきました。お母さんにその話をしても、夢の話をしていると思っているお母さんは、良かったわねぇと笑っているだけでした。

 ロサリンドは話をするだけではなく、外の世界も見せてくれました。そして、ラーシュ・エリックの将来のことも教えてくれたのです。

 

 ロサリンドは夢の中の人だったのでしょうか?それとも妖精?
 彼女の優しさは孤独な少年の心を明るく照らしてくれる「希望」だったのかしら?

 エルサ・ベスコフはスウェーデンの作家です。冬は雪に閉じ込められてしまう国の人だから、花であふれた庭に思いを寄せていたのかもしれません。こんな素敵な絵本作家がいたことを初めて知りました。

 子ども向けの作品だけど、自由が制限されている大人にとっても、心が安らぐいい作品だなぁと思います。

 ロサリンドのお庭で、花に囲まれてお茶したいなぁ!

#ロサリンドの庭 #NetGalleyJP

2027冊目(今年47冊目)

 

« 『走れ!移動図書館』 鎌倉幸子 | トップページ | 『アンブレイカブル』 柳広司 »

海外 児童書」カテゴリの記事

NetGalleyJP」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 『走れ!移動図書館』 鎌倉幸子 | トップページ | 『アンブレイカブル』 柳広司 »