『夜明けの図書館 4』 埜納タオ
毎年行われる図書館の蔵書点検期間、いつも利用している図書館が閉まっていて不便だなっていつも思っていたんですけど、とっても大変な作業なんですね。不明図書があったり、壊れそうな本があったり、間違った棚に収まっていたり、それを1冊ずつチェックしてくださる方がいるからこそ、わたしたちは便利に利用できてるんだなってことがわかりました。
レファレンスの問い合わせ内容って、本当にいろいろで、図書館の方たちは大変な思いをして調べてくださっているんですね。全国ネットで使えるレファレンスのデータベースがあるってことを初めて知りました。図書館は本を読むだけでなく、調べ物をする場所だということを改めて確認しました。
図書館って身近な場所なのに、知らないことがいっぱいあるんですね。このシリーズを読んでいると、そういうことを色々と教えてもらえてうれしいです。
この4遍が収められています。
第13話:蔵書一斉点検
図書館の”棚卸し作業”である蔵書点検は、膨大な蔵書を調べていくという、面倒だけど大事なお仕事なのです。
第14話:軒下の小さな希望
終活中の老婦人から、亡くなった夫が残した「白い数珠状の飾り」が何か調べてほしいと頼まれたのですが、どこから当たっていいのかわかりません。
第15話:小桜さんの誇り
嘱託職員の小桜さんはもうすぐ契約更新です。誇りをもって仕事をしていますけど、このまま非正規で働くことに漠然とした不安を抱えているのです。
第16話:すべての人にすべての本を
ディスレクシアの少年の面倒を見てほしいと頼まれた葵さんです。読みたいのに読めない問題を抱える少年の気持ちに応えることができるのでしょうか?
2046冊目(今年66冊目)
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