『夜明けの図書館 2』 埜納タオ
ひなこさんは司書として2年目になりました。これまでよりもっともっと利用者の皆さんのお役に立いたいと思って頑張っています。
図書館で調べ物をしようとする時に、リファレンスを利用しようとするのに勇気が必要な人がいるんですよね。ちょっと聞いてみればいいだけなんだけど、そのハードルが高いのは何故なのかなぁ?誰かにお願いするのって難しいのかなぁ?
逆に、すぐに聞けちゃう人もいるんですよね。こういう本ない?タイトル分らないんだけど、こんな感hじの本ないかしら?
そういうリファレンスという仕事に燃えるひなこさん、どんどん立派な司書さんになってきましたね。
ひなこさんがボヤいていた、前もってこれを読もうと思っていた本だけを借りて帰ってしまう人が多いというのは確かですね。でも、それだけじゃ図書館を利用しきれてないって思います。図書館の中をグルグル回っているうちに、思いもよらない本と出合うという体験を一度したら、またやってみたくなると思うんだけど、みんな忙しいのかな?忙しがっているだけじゃないのかな?
返却されたばかりの本を仮置きする棚とか、図書館の企画コーナーとか、ちょっと覗いてみると新しい発見があるのよね。中身が良くわからなくても、表紙が気に入って手に取ってみたり。タイトルだけは知っていたけど読んだことがない本を開いてみたり、図書館ってそういうことのためにあると思うんだけど、どうかしら?
この4遍が収められています。
第5話:ありがとうの音
子どもの頃に大好きだった絵本を探しているんだけど、タイトルがわからなくて困っています。
第6話:男子の自立
北高男子料理部、文化祭で出す料理が決まらなくて困っています。
第7話:こおろぎや
芸妓仲間だった友達に元気を出させたくて、昔歌った小唄を探しています。
第8話:笑顔のバトン
最近東京から引っ越してきたばかりの女の子、友達ができなくて図書館に入り浸っています。
ひなこさんは、彼女らしいやり方で利用者が探している本を見つけだしてくれます。
2032冊目(今年52冊目)
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