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『精神科医が教える病気を治す 感情コントロール術』 樺沢紫苑

精神科医が教える病気を治す 感情コントロール術

樺沢紫苑(かばさわ しおん)

NetallyJP

病気を治そうと頑張りすぎない。病気と闘わない。
「完全に治す」から「今よりよくなる」に切り替える。(本文より)

 病気になった時、特に大病の場合は病気と闘うという気持ちになりがちです。戦うということは、怒りや恐れが生まれます。でも、そういう気持ちは身体や心の消耗につながるだけで、かえって病気は悪化すると著者は語っています。

 ある程度良くなってきても、全快していないということに捕らわれてしまうと、それがストレスとなってしまうから、一番悪かった時よりも今はずっと良くなったということに気付き、少しずつよくなる、今日より明日はよくなるという気持ちでいることが大事だそうです。
 
焦らない。ただ「待つ」だけで「不安」が安心に変わる。

 病気に限らず、焦りはいい結果をもたらしません。自分ではどうにもできないことは「待つ」しかないのです。

自分から助けを求める。「助けて」というだけで、他人は助けてくれる。

 何でも自分だけでやろうという気持ちが焦りも呼ぶし、できないことを増やしてしまいます。助けてと一言伝えれば、きっと誰かが助けてくれるのです。その言葉を聞いた本人が直接助けられなくても、助けを呼びに行ってくれればそれで大丈夫なんです。問題は「助けて」といえない自分の気持ちなんです。苦しいのなら、助けてといえばいい。それだけなんです。

病気を受け入れる。それだけで、すべてが好転する。
感情を言葉で表現する。「話す」「書く」でガス抜きをする。

 助けて、苦しい、動けない、そういうネガティブなことを他人にいいたくないという気持ちを持つのはしょうがないことです。でも、それを自分の中に溜めてしまったら、益々つらくなるだけです。だから、誰かに話したり、日記に書いたり、言葉として吐き出すと、それだけでもかなり楽になるんです。弱音を吐くことは、とても大事なこと。素直になるのが一番なんです。

笑う。日々の生活に笑いを増やす。
交流する。他人と会う。コミュニケーションを増やす。

 つらい時に笑えといっても無理かもしれません。でも、何でもいいから笑うことを見つけて欲しいのです。青空が見えた、鳥のさえずりが聞こえた、お花がキレイ、なんでもいいんです。笑うことができたら、それはどんなお薬よりも気分を良くしてくれます。

患者さんをせかさない。患者さんのタイミングを待つ。
介護は7割の力でやればいい。

 家族の介護をしているうちに、いろんなストレスがたまります。忙しすぎて自分の時間が無くなってしまったり、介護している家族からひどい言葉を投げつけられたり、何をするにも時間がかかってイライラしたり、自分の具合が悪くなってしまいます。

 泣いたっていいんです。愚痴をいったっていいんです。自分の気持ちを抑え込んでいるよりずっと自然なことです。それを無理していると、自分が病人になってしまいます。

 一生懸命にお世話することだけが大事じゃないんです。自分が元気でいないと、お世話もできなくなってしまいます。自分の健康のことを考えるのも、介護のうちだと考えないとね。

感謝する。感謝すれば、病気は治る!
一日三回「ありがとう」という。

 「ありがとう」という言葉は、相手にいっているようでいて、実は自分も聞いているんです。他人に感謝する言葉が自分にも返ってくることで、自分の心も温かくなります。ありがとうと何度もいうだけで、自分も幸せになれる、病気も治る、素晴らしいことですね。

 

 「病は気から」ということばがありますが、気持ちの持ちようというのは体調に大きな影響を与えるんだなぁと改めて考えさせられました。同じお薬だって「効く」と信じて飲むのと、しょうがないから飲んでいるのでは効き方が違います。病気を嫌なものだと考えるのか、この病気によって気づくことがあったと思うのかは大きな違いです。健康な時には気づかなかった人の優しさや、社会の理不尽さなどに気づけるのだとしたら、病気は決して悪いものではないと思えます。

 人生100年時代がすぐそこに来ています。

 一病息災「病気に感謝する」という境地に至れたら、人間として一回り大きくなれるのかもしれませんね。

#精神科医が教える病気を治す感情コントロール術 #NetGalleyJP

2071冊目(今年91冊目)

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