『“ひとり出版社”という働きかた』 西山雅子
この間、ピーター・バラカンさんのポッドキャスト「The Lifestyle MUSEUM」のバックナンバーでミシマ社の三島邦弘さんのお話を聞いて、小さな出版社というものに興味を持ち、この本を読んでみました。ミシマ社もこの本の中で紹介されていますが、この中では大きい規模の出版社です。
出版社というと大きな会社中心でしたが、今は様々な技術が進歩しているので、一人でも出版社をやっていけるのです。日本で書籍を販売するには取次店を通すということが一般的ですけど、そんなに大量に印刷するのでもない場合、小さな出版社だからできるということもあるのです。
書籍を売るといっても、売る場所は書店だけではありません。出版社自らネット通販する場合もあるし、雑貨屋さんや飲食店に置いてもらって販売する場合もあります。
この本は、ひとり出版(港の人、赤々舎、ミシマ社、土曜社、タバブックス等)をやっている方々への取材で作られています。ひとりで出版をやるようになったきっかけはいろいろですけど、みなさんに共通しているのは、自分が納得できる本を作りたいということなんです。この人の作品を本にしたい!この作品を復刻したい!そういう熱意で本を作る人がいるって素晴らしいことです。
それが本であれ、雑誌であれ、面白い出版物を作ってくださる方たちのことを知るのは、とても楽しいですね。
あるとき、夫がデザイナーさんに「あなたにまかせたんだから、あなたが決めてくれ。デザインは民主主義じゃないから」と言ったことがあったんです。「いいこと言うな、この人」と思って(ゆめある舎 谷川恵)
これこそがひとり出版の心意気ですね。
2056冊目(今年76冊目)
« 『さざなみのよる』 木皿泉 | トップページ | 『同行二人(うさぎとマツコの往復書簡4)』 中村うさぎ マツコ・デラックス »
「本・書店・読書・出版社」カテゴリの記事
- 『本屋さんのある街で』 凪良ゆう、瀬尾まいこ、坂木司、一穂ミチ、三浦しをん 26-226-3985(2026.08.13)
- 『ぼくにはこれしかなかった』 早坂大輔 26-189-3948(2026.07.07)
- 『人生がちょっとよくなる読書術』 斉藤洋 26-186-3945(2026.07.04)
- 『ビブリア古書堂の事件手帖 V 扉子と謎めく夏』 三上延 26-172-3931(2026.06.21)
- 『「若者の読書離れ」というウソ』 飯田一史 26-153-3912(2026.06.02)
「日本の作家 な行」カテゴリの記事
- 『キッチン常夜灯 満月のキッシュロレーヌ』 長月天音 26-229-3988(2026.08.16)
- 『家守綺譚 下』 近藤ようこ、梨木香歩 26-219-3978(2026.08.06)
- 『家守綺譚 上』 近藤ようこ、梨木香歩 26-218-3977(2026.08.05)
- 『夕暮の緑の光』 野呂邦暢 26-206-3965(2026.07.24)
- 『トラとミケ 7』 ねこまき 26-147-3906(2026.05.27)
「The Lifestyle MUSEUM」カテゴリの記事
- 『舌の上の階級闘争』 コモナーズ・キッチン 24-364-3390(2024.12.24)
- 『昭和ぐらしで令和を生きる』 平山雄 24-230-3256(2024.08.13)
- 『ネオ日本食』 トミヤマユキコ 24-215-3241(2024.07.29)
- 『目の見えない白鳥さんとアートを見にいく』 川内有緒 230(2023.08.18)
- 『師弟百景』 井上理津子 186(2023.07.05)
「ひとり出版社・書店」カテゴリの記事
- 『版元番外地 <共和国>樹立篇』 下平尾直 25-322-3718(2025.11.20)
- 『まっ直ぐに本を売る』 石橋毅史 24-290-3316(2024.10.11)
- 『瓦礫から本を生む』 土方正志 24-294-3320(2024.10.15)
- 『本屋がなくなったら、困るじゃないか』 ブックオカ編 24-43(2024.02.13)
- 『本を贈る』 笠井瑠美子 他 24-11(2024.01.12)
« 『さざなみのよる』 木皿泉 | トップページ | 『同行二人(うさぎとマツコの往復書簡4)』 中村うさぎ マツコ・デラックス »




コメント