『キリンが小説を読んだら サバンナからはじめる現代文学60』 読売新聞文化部「本よみうり堂」編
この本は、読売新聞の読書面「本よみうり堂」で紹介された約30年分の名著60冊をキリンさんが1冊の本のまとめたものです。
この60冊の内、わたしが読んだことがある本は8冊。まぁまぁの数字かな?
この手の本を読むと、読みたい本が増えて困るということが多いのだけれど、今回読みたいと思ったのは、『津村記久子「この世にたやすい仕事はない」』1冊だけだったのは、何故なのかしら?「本よみうり堂」の書評がいまいちピンとこない感じだったのかしら?
この本をまとめた方は、ご自身の容姿がキリン的な感じなので、こういう名前になさっているそうです。この本の表紙のキリンさん、優しそうでいい感じの方ですね。キリンさんのコラムだけが字が小さくて、ちょっと読みづらかったところが残念です。
小説には様々なものがあって、それを読んだ人の書評も様々なものがあります。それを読んでどう思うかも、これまた様々でして、その書評がステキだったから、その本が本当にステキかというと、そうとは限らないというところが悩ましい所なのです。
誰かから「この本、どう?」って言われて、その本を手に取ってみるというのは、けっこうリスキーです。だから、書評を書く人の文体が好きかどうか?というところが、わたしにとっての本を読みたくなるポイントなんだな、ということに気づかされました。
2156冊目(今年176冊目)
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