『キリンが小説を読んだら サバンナからはじめる現代文学60』 読売新聞文化部「本よみうり堂」編
この本は、読売新聞の読書面「本よみうり堂」で紹介された約30年分の名著60冊をキリンさんが1冊の本のまとめたものです。
この60冊の内、わたしが読んだことがある本は8冊。まぁまぁの数字かな?
この手の本を読むと、読みたい本が増えて困るということが多いのだけれど、今回読みたいと思ったのは、『津村記久子「この世にたやすい仕事はない」』1冊だけだったのは、何故なのかしら?「本よみうり堂」の書評がいまいちピンとこない感じだったのかしら?
この本をまとめた方は、ご自身の容姿がキリン的な感じなので、こういう名前になさっているそうです。この本の表紙のキリンさん、優しそうでいい感じの方ですね。キリンさんのコラムだけが字が小さくて、ちょっと読みづらかったところが残念です。
小説には様々なものがあって、それを読んだ人の書評も様々なものがあります。それを読んでどう思うかも、これまた様々でして、その書評がステキだったから、その本が本当にステキかというと、そうとは限らないというところが悩ましい所なのです。
誰かから「この本、どう?」って言われて、その本を手に取ってみるというのは、けっこうリスキーです。だから、書評を書く人の文体が好きかどうか?というところが、わたしにとっての本を読みたくなるポイントなんだな、ということに気づかされました。
2156冊目(今年176冊目)
« 『一日江戸人』 杉浦日向子 | トップページ | 『ねこマンガ 在宅医たんぽぽ先生物語 さいごはおうちで』 永井康徳 ミューズワーク(ねこまき) »
「本・書店・読書」カテゴリの記事
- 『気がついたらいつも本ばかり読んでいた』 岡崎武志 324(2023.11.21)
- 『あしたから出版社』 島田潤一郎 308(2023.11.05)
- 『これはわたしの物語 橙書店の本棚から』 田尻久子 299(2023.10.27)
- 『書店員X「常識」に殺されない生き方』 長江貴士 277(2023.10.05)
- 『<読んだふりしたけど>ぶっちゃけよく分からん、あの名作小説を面白く読む方法』 三宅香帆 267(2023.09.25)
« 『一日江戸人』 杉浦日向子 | トップページ | 『ねこマンガ 在宅医たんぽぽ先生物語 さいごはおうちで』 永井康徳 ミューズワーク(ねこまき) »
コメント