『ゆるめる力 骨ストレッチ』 松村卓
重要なのは、力を入れることよりも、力を抜くこと。
身体を固めることより、ゆるめること。
「骨ストレッチ」を実践すると、短時間で身のこなしが軽やかになり、肩こりや腰痛、膝痛からも解放されます。(書籍紹介より)
これまでストレッチというと、身体を伸ばすことと認識していましたが、その動きのために身体が緊張するということに気づかずにいました。緊張するということは、そこに負担がかかるということです。ある部分を伸ばせても、別の部分が緊張してしまったら、そこに問題が発生してしまいます。
ということは、伸ばしたりひねったりという動きをするときには、身体をゆるめてからの方が理にかなっているということになります。
親指はブレーキ、小指はアクセル
親指と小指をつなぐと、二つの力は相殺され、全身の力が自然に抜けたニュートラルな状態になるのです。
親指と人差指をつなぐと、かなり力を入れることができます。でも親指と小指の場合は力が入りません。つまりリラックスした状態が生まれるわけです。この形を上手く利用して身体を動かすと、無理なく体を動かすことができるというわけです。
表紙の写真は、手首を反対の手の親指と小指でつかんで背伸びをしています。これだけで、普通の背伸びよりずっと伸びやすくなるんだから不思議です。
この、親指と小指でつかむという基本動作を応用したストレッチの数々が、どれも気持ちよく身体を伸ばしてくれます。
ちょっと疲れたなと思ったら、骨ストレッチしましょ!
2150冊目(今年170冊目)
« 『ヨロヅノコトノハ やまとうたと天邪鬼』 いのうええい | トップページ | 『約束の地』 ロバート・B・パーカー »
「心・脳・身体」カテゴリの記事
- 『人は、なぜ他人を許せないのか?』 中野信子(2022.06.15)
- 『努力不要論』 中野信子(2022.04.30)
- 『やわらかい頭の作り方』 細谷功 ヨシタケシンスケ(2022.01.29)
- 『生きるとは、自分の物語をつくること』 小川洋子 河合隼雄(2022.01.22)
- 『壊れた脳 生存する知』 山田規畝子(2022.01.08)
「日本の作家 ま行」カテゴリの記事
- 『咳をしても一人と一匹』 群ようこ(2022.07.05)
- 『教養としてのヤクザ』 溝口敦 鈴木智彦(2022.06.08)
- 『それでも僕は夢を見る』 水野敬也 鉄拳(2022.05.25)
- 『ビブリア古書堂の事件手帖 扉子と不思議な客人たち』 三上延(2022.05.31)
« 『ヨロヅノコトノハ やまとうたと天邪鬼』 いのうええい | トップページ | 『約束の地』 ロバート・B・パーカー »
コメント