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『100万回生きたねこ』 佐野洋子

100万回生きたねこ

佐野洋子(さの ようこ)

講談社

100万年も しなない ねこが いました。
100万回も しんで,100万回も いきたのです。
りっぱな とらねこでした。(本文より)

 とらねこは、いろんな飼い主に飼われてきました。サーカスのマジックの人だったり、普通のおばあさんだったり、船乗りだったり。どの飼い主にも可愛がられてきました。

 とらねこが死んだとき、飼い主たちはみんな泣きました。そして庭や林に穴を掘ってお墓を作ってくれました。

 何度死んでも、とらねこは泣きませんでした。

 

 そんなとらねこが、しろねこに恋をしました。そこから人生(猫生?)が変わりました。

 とらねこは、それまでは自分が愛される方だったけど、今度は愛する側になったんです。そうしたら、どんなときにも、どんなことでも、しろねこが一番になりました。

 とらねこは、もう生き返る必要がなくなりました。

 

 誰かを愛するって、そういうことなんだよね。それまでの価値観がホントに簡単に変わってしまう。

 愛する誰かがいるって幸せなんだな。

 愛される誰かがいるって幸せなんだな。

2141冊目(今年161冊目)

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