『ストレスゼロの生き方』 Testosrerone(テストステロン)
モチベーションが保てないということは、それだけ本気で達成したいと思える目標に出会えていない証拠だ。(本文より)
資格を取らなければならない。運動を続けなければならない。というようなことを続けるのに、モチベーションが保てないとしたら、それの基本には「やりたくない」という気持ちがあるはずです。でもやらなければならないのだとしたら、それなりの意味・ご褒美(この資格を取って給料アップとか、体重を減らして好きな服を着たいとか)が存在するはずなのです。モチベーションが保てないということは、自分にとって嬉しい何かがないということです。
それをやっても意味がないと思っているからモチベーションがなくなってしまうんです。だから目標設定自体を変える必要があるはずです。なぜそれをやろうとしているのか?そこをもう一度考えてみると、意外な結論が出るかもしれません。
他人に期待するということは、絶対に負けるとわかっているゲームに参加するということなのだ。
以前、友人Aに期日を決めて「この日までに返事してね」と言っていたのに、いつまで経っても返事がなくて、しょうがないのでこちらから連絡したら「もうやらないことにした」と言われたことがありました。それに腹を立てたわたしは、共通の友人Bにその件をボヤいたんです。すると「あの人は昔からそういう人で、わたしもカチンとくることがよくある。だから、気にしてもしょうがないよ」と言われたんです。
そのことばを聞いて「なぁんだ、そうだったんだ!もうこの人と関わるのはやめよう」と決めました。そうしたら、気分がスッキリ!それまで悩んでいたのがウソのようでした。期待しないことでこんなに気持ちが楽になるのですね。
気乗りしない誘いは断ると、決める
わたしは、割と人間関係が苦にならない方だと思っていたのですが、よく考えてみるとかなり我慢してたなぁと思うことがあります。一つ一つは大したことなくても、それが積み重なると結構な負担になるんですね。
先日、あるお誘いにキッパリと「今回はパス!」と言ってみました。すると何だか気分がいいんですよ!我慢しないってこういうことなのかなぁって、今実感しています。〇か×かハッキリさせることって、精神衛生上とてもいいことなんですね。
本当に辛いときは、逃げる
この本の中でテストステロンさんが言っていることは、どれも難しいことじゃないんです。もし、それを難しいと感じるとしたら、そう感じる自分が何かに毒されてないか疑ってみた方がいいと思います。どんな場合にも自分の意思をはっきりさせることって大事なはずです。それができないような状態だとしたら、それは危機的な状態です。
余力があるうちに、逃げる
逃げるが勝ちです。逃げ遅れたら死んじゃうかもしれないんだから。
2142冊目(今年162冊目)
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