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『時をかける少女』 筒井康隆

時をかける少女

筒井康隆(つつい やすたか)

角川文庫

カドフェス2021

 わたしが初めて「時をかける少女」に出会ったのは、NHKの「少年ドラマシリーズ タイム・トラベラー」でした。たぶん4回シリーズくらいだったと思うのですが、SFとかタイムトラベルというものが珍しくて、とても面白かったことを覚えています。

 芳山さんがラベンダーの香りを嗅いでから、タイムトラベラーの能力を持ってしまって、という話の筋と、未来から来た青年「ケン・ソゴル」のことは覚えてました。当時はSFを知っている人が少なかったですから、SF入門編という感じでドラマに取り上げられたのかしら?

 すぐに小説(SFベストセラーズ 1972年発行)も読みました。ドラマシリーズでは「続 タイム・トラベラー」も制作されましたけど、こちらは筒井さんではなく石川透さんが書いています。

 ドラマと小説は、けっこう違っていたような気がします。ドラマ用にかなりストーリーを膨らませていたのでしょうね。

 当時の芳山さん役のオーディションの時に、筒井さんの「かわいい子がいいなぁ」という意見があって、島田淳子さんに決まったそうです。

Tokiwokakeru

 この作品を読んだのは約50年ぶりということになります!

 原田知世さん主演の映画は1983年ですから、それからでも40年近くたってしまったんですねぇ!ものすごいブームでした、角川映画おそるべし!
 その後、アニメになったりして何度も話題になっているこの作品ですが、ずっと愛され続けているのは、芳山さんに感情移入する人が多いからかしら?

 

 この作品をきっかけに筒井さんのファンになって、ほとんどの作品を読みましたけど、こんなに爽やかな作品はこれだけですよね(笑)

 でも、他の筒井作品も面白いですから是非読んでください。特におすすめは「七瀬ふたたび」シリーズと「文学部唯野教授」です。

2166冊目(今年186冊目)

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