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『穴』 ルイス・サッカー


Holes

ルイス・サッカー
Louis Sachar

幸田敦子 訳

講談社文庫

 スタンリーは砂漠にあるの矯正施設に入れられてしまいました。靴を盗んだ罪を反省するためだといわれたけど、彼は靴を盗んだりしていません。無実の罪なのに、だれも信じてくれません。

 矯正施設では毎朝暗いうちから穴を掘り、指定された大きさの穴を掘るまでは宿舎に帰ることもできません。シャワーは4分だけ。食事まずいけど、食べなければ身体がもちません。

 ここではみんな本当の名前で呼びません。スタンリーは原始人と呼ばれるようになりました。同じ班になった少年たちはそんなに悪い奴らには見えないけど、看守の大人たちは酷い奴らばかり、口答えなんかしてはいけないと初日でわかりました。

 毎日穴を掘り続けるうちに、少しずつ体力がつき、穴を掘るスピードは速くなるけど、どうして穴を掘らなければならないのか?理由は教えてもらえません。矯正のためだというけれど、そんなこと誰も信じていません。

 スタンリーは、ゼロと呼ばれている元ホームレスの少年から文字を教えてほしいと頼まれて、毎日少しずつ教えることになるのですが、そんなことは無駄だやらなくていいと大人たちは言うのです。それっておかしいなとスタンリーは思います。子どもに教育を与えようとしない彼らのことを絶対に信じちゃいけないと気付いたのです。

 終盤になって、どうして少年たちが穴を掘らされているのかという理由がわかってきます。

 スタンリーは、ここで酷い目にあったけど、ものすごく大事なことも学んだんだろうなぁ。

 友達を大事にすること、信念を持つこと、希望を捨てないこと。

 

 最初はどうなることやらと思ったけど、途中から読むスピードがぐんぐん上がっていくのがわかる、とても面白い物語でした。

2206冊目(今年226冊目)

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