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『夢印』 浦沢直樹

夢印(むじるし)

浦沢直樹(うらさわ なおき)

小学館

 この作品は、ルーヴル美術館BDプロジェクトからの依頼で書かれたものです。フランスでは日本のコミックスやアニメの評価が高いく、ルーヴルは漫画を「第9番目の芸術」 との評価で依頼が来たようなのですが、こういう作品ができるとは思ってもみなかっただろうなぁ。

 

 かすみちゃんのお父さんは町工場の社長さんですが、およそ運には見放された人で、いつもお金がありません。お母さんは失踪し、かすみちゃんと2人で借金取りから逃げ回る生活です。そんな2人がそんな運命を変えてくれるかもしれない人に出会ったのです!

 ルーヴルはフランスの美術館ですが、おフランスと言えばあの方、イヤミさんにうまい話を持ち掛けられたのです。それを成功させたら、借金なんかあっという間に返せるというのですが、どうにも嘘くさい。

 かすみちゃんは嫌だなぁって思ってたんだけど、お父さんはもうこれしかないという思いだったのでしょう。2人でフランスへ行くことになりました。

 

 日本でもフランスでも登場するカラスの名前が「マリア」というのには笑っちゃいました。かすみちゃんもお父さんも、フランス人のミシェルもその理由がわからなかったみたいだけど、ソプラノ歌手の「マリア・カラス」を憶えている人は、もういないのかな?

 

 浦沢さんのストーリー展開の意外さは、ホントに面白い!

 イヤミさんの言うことはどこまでホントなのかウソなのか?でも続きを聞きたいなぁって話だったのは間違いないです。

 そう来ましたか!って思いながら、あっという間に読み終わってしまいました。

2211冊目(今年231冊目)

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