『めぐりんと私。』 大崎梢
「本バスめぐりん」は今日も市内を巡っています。子供のころに移動図書館に出会って本が大好きになったり、将来司書になりたいと思ったりした子どもが大勢いたことでしょう。大人になってご無沙汰していた時期が長くても、再び出会うとうれしくて思わず駆け寄ってしまうのです。
図書館で本を借りるとき、今はバーコードをピッっと読み取るだけですけど、「昔は貸出カードが1冊ずつに付いていていましたね」なんて話をテルさんがしてくれます。ウメちゃんは相変わらず笑顔で声をかけてくれます。
移動図書館へ通うようになって、読書友達ができたり、読書の幅が広がったり、将来の夢ができたり、いろんな話が登場します。返却するはずだった本がなくなってしまったり、いつも一緒に遊んでいた友達が急にいなくなってしまったりという事件も起きます。
そして、一番の事件は隣の市の「ほんまる」という移動図書館が廃止になるというニュースでした。これには「めぐりん」のメンバーたちも動揺してしまいます。採算が合わなくなって廃止されるというのは理解できるけれど、移動図書館を楽しみにしていた人たちのことを考えると、放ってはおけないなぁと悩んでしまいます。
移動図書館がやってくるというのは、イベントとしても重要なことなんだなぁと思います。そこに集まってくる人たちの輪ができたり、生活のリズムになったり、本を読むことだけでない意味合いも大きいのですね。
常設の図書館にはない魅力がある限り「めぐりん」は走り続けるんだろうなぁ、がんばれ、めぐりん!
2191冊目(今年211冊目)
« 『ミシンの見る夢』 ビアンカ・ピッツォルノ | トップページ | 『これが「日本の民主主義」!』 池上彰 »
「日本の作家 あ行」カテゴリの記事
- 『狙われた国と地域⑩イラン』 稲葉茂勝 26-221-3980(2026.08.08)
- 『推し、燃ゆ』 宇佐見りん 26-215-3974(2026.08.02)
- 『14歳、字を書けない私が「書く」喜びを手にするまで』 朝野幸一 26-208-3967(2026.07.26)
- 『月夜とめがね』 小川未明、げみ 26-202-3961(2026.07.20)
「図書館」カテゴリの記事
- 『税金で買った本 15』 ずいの、系山冏 26-190-3949 (2026.07.08)
- 『ろばのとしょかん』 ジャネット・ウィンター 26-183-3942(2026.07.01)
- 『税金で買った本 14』 ずいの、系山冏 26-181-3940(2026.06.29)
- 『虹いろ図書館司書のぼくと運命の一年』 櫻井とりお 26-178-3937(2026.06.26)



コメント