『本バスめぐりん。』 大崎梢
移動図書館として活躍しているマイクロバス「めぐりん」は市内16か所を2週間に1回ずつ巡回しています。主人公のテルさんはこのバスの運転手として働いています。司書のウメちゃんと2人で運営しているので、本の貸し出しなどの業務も手伝っています。最初のころはドギマギすることばかりでしたけど、最近はだいぶ慣れてきました。
市内にはいくつも図書館がありますけど、そこまで行くにはちょっと大変な人たちは「本バスめぐりん」が来るのを楽しみにしてくれています。
移動図書館には、ちょっと憧れがあります。だって利用したことがないんですもの。本をたくさん載せてやってくるバスを待ち焦がれる人たちの気持ちはわかるなぁ。
移動図書館には子供から老人まで、いろんな人がやってきます。本を読めるという楽しさもあるし、そこに集まってくる人たちのおしゃべりも楽しいのでしょうね。
話の中にも出てきましたけど、団地内のシャッター商店街になってしまった場所で、空いているスペースを勉強用や、リモートワーク用に貸し出すっていうのは良いアイデアだと思います。そこに移動図書館が定期的に来てくれたら、きっと利用する人がいるでしょうね。
決して田舎ではないけれど過疎化が進む町のこと、みんなで考えていかないとね。
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